MacBook Pro (15-inch, 2017)の調子が悪いので、Apple公式のサポートを利用して配送修理に出しました。
そこで今回は、「Mac 配送修理の流れ、費用、期間、注意点」などを実際の体験談から紹介しています。

Apple の配送修理は楽ですが、気を付けたい点もあるので、念のため確認しておきましょう。
MacBook Pro を修理を依頼したきっかけ
2021年の夏、文章を書いているとキーボードの「B」が押しても全然反応しない現象が起きました。
以前からたまに反応しないことがありましたが、今回はかなり強く押すと一応反応はするものの、通常使用が難しい状況でした。
そこで修理について調べたところ、無償修理ができそうなことが判明。
Apple公式サポートで修理に出すことにしたというわけです。
参照:MacBook、MacBook Air、MacBook Pro キーボード修理プログラム – Apple サポート
Apple の配送修理サービスとは
Apple の配送修理は、配送で修理したい製品を預かり、修理工場にて対応の上、到着後5〜7営業日を目安に発送して届けてくれるサービスです。
配送は指定なし最短でお届け。不在の場合は、通常の荷物と同様に不在票で再配達の依頼をかけます。
- 梱包が不要!
- 付属品は同梱せず、製品本体のみを配送業社に渡すだけ!
Mac 配送修理の流れ
まず、Mac 配送修理の大まかな流れを紹介します。
基本的には、配送に出してしまえば後は待つだけで大丈夫です。
電話もしくはチャット。修理の日程を決める。
バックアップを取る。
配送業社に製品本体のみ渡します。
修理センターで修理後自宅に配送。
必要なら配送の日程を調整します。
STEP1:Apple のサポートに相談


Apple公式のサポートを開き、チャットもしくは電話で修理の相談をします。
今回はチャットで相談しましたが、可能なら電話でサポートを受けた方が分かりやすいと感じました。
特にPCに苦手意識を持っている方は、電話サポートをおすすめします。
修理で聞かれる内容
修理ではどんなことを聞かれるか?
チャットでは、以下の内容を順番に聞かれました。
順焦る必要は全くありませんが、予め調べておくとスムーズにいくかと思います。
- Mac のバージョン(左上Appleメニューから「この Mac について」を選択すると表時されます)
- 不具合の細かい状況
- 画面割れや水濡れなどの損傷がないか
- シリアル番号
- ファームウェアパスワードを有効にしているかどうか
- FileVault を有効にしているかどうか
- 搭載されているドライブの容量
- カスタマイズしているかどうか
- 搭載されているメモリ
- カスタマイズしているかどうか
- 名前、電話番号、配送先住所
- 集荷希望日
- 希望時間帯
- ①9:00〜12:00 ②14:00〜16:00 ③16:00〜18:00 ④18:00〜21:00
修理の受付を確認


修理日が決まると確認のメール(SMS)が送られてきて、修理状況が上記のように確認できるようになります。
修理受付番号、お問い合わせ番号はメモしておきましょう。
STEP2:配送の準備
修理の日程が決まったら、配送の準備をします。
Time Machine でバックアップを取る


修理の日程が決まったら、念のためバックアップを取った方が良いです。
外付けのHDDがあれば、Time Machine を使ってバックアップを簡単に取ることができます。
写真を撮影
配送時のトラブルを避けるためにもMac 本体の写真を撮っておいた方が良いです。
本体の全体像、修理箇所などを何枚か撮影しました。
STEP3:配送業社にMac 本体を渡す
配送当日は、宅配業社の方に本体のみを渡します。
Apple の配送修理は、梱包を自身でやる必要がないので楽です。
今回、配達の受け渡しの際にトラブルが起きました。配達業社に渡す時、ドアにMac がぶつかってしまう悲劇が起きました。
下記でも注意点として挙げますが、不安な場合は目の前で梱包してもらった方がいいです。
また、修理前の相談で予め相談をしておけば、自分で梱包も可能なようなので、どうしても自分で梱包したいという方は、自身で梱包するのも手です。
STEP4:修理センターで修理
修理センターに届くと、メールで連絡がきます。
修理が完了すると、ステータスが配送に変わります。
配送伝票が反映されると、配送の日程を決めることが可能です。日時を全く指定しない場合、時間指定なしで配送されます。
自宅に修理した製品が届く


修理が終わると段ボールに梱包されて自宅に届きます。
- Mac 本体
- Apple のクリアファイル
- 修理報告書
- 注意書き(製品を永くご使用いただくために)


AppleCare Supportからの修理報告書です。
クリアファイルが貰えます。
ご申告症状
引用:修理報告書
(1)Bキーが反応しないことがある。
(2)夜間電源をつけっぱなしにしていると電源が落ちていることがある。
検証結果及び作業内容
(1)の症状を確認しましたので、リペアエクステンションプログラムに基づきまして、トップケース(キーボード、バッテリー一体型)を交換いたしました。
(2)につきまして、検証を行いましたが、予期せず電源が落ちること無く、正常に動作することを確認いたしました。
また、全てのデバイスに対する検査プログラムを実施し、ハードウェアに問題がないことを確認しましたのでご返却いたします。
総合診断テストを実施いたしました。
補足事項
修理作業に伴い、交換部品に貼られたラベルは破棄いたしました。
今回はキーボードの修理だったためか、再起動をしたら通常通り使用が可能でした。


修理前はキーボード左上に小さな傷がいくつかありました。


修理でトップケース(キーボードバッテリー一体型)が交換されたため、傷がなく新品に近い状態になりました。
【MacBook Pro】配送修理の注意点
配送修理の注意点について紹介します。
①配送時のトラブルに注意


配送業社には、Mac 本体のみを渡すため、梱包するまでに傷などがついてしまう可能性があります。
心配な場合は、梱包を実際に確認した方が良いでしょう。
追記:無償で再修理してもらえました。
②データの破損に注意
作業内容によっては修理時にデータが消えてしまう可能性があります。消えたら困るものは必ずバックアップを取っておきましょう。
③ファームウェアパスワードを無効にする
ファームウェアパスワードが有効の場合、未修理で返却される場合があります。
デフォルトでは無効のため、有効にした覚えがなければ特に設定しなくて大丈夫です。
参照:Mac でファームウェアパスワードを設定する – Apple サポート (日本)
④File Vault が有効な場合はディスクロックの解除をする
修理は、トラブルシューティングを含めた動作検証のためコンピューターにアクセスして行います。
そのため、File Vault が有効な場合は、そのユーザーアカウントでディスクロックの解除を有効にしておく必要があります。
参照:Macの「FileVault」環境設定を変更する – Apple サポート
⑤本体に貼ってあるラベルなどは返却されない
修理内容によっては、Mac 本体に貼ってあるシールやラベルなどは返却されないので注意しましょう。
今回パスワードのメモ書きをPCに貼って修理に出した時は、再度本体に貼って返却されましたが、基本的には本体以外返ってこないと考えましょう。
まとめ
今回は、「MacBook Pro 配送修理の流れ、費用、期間、注意点」を実際の体験談をもとに紹介しました。
最後に簡単に修理の流れと注意点を簡単にまとめています。
Apple のサポートに電話もしくはチャットで修理について相談。
修理の日程を決めます。
※バックアップに必要な時間を考慮
バックアップを取る。
※修理の作業内容によってはデータが消える可能性
配送業社の方に製品本体のみを渡します。
※目の前で梱包してもらうことをおすすめ
修理センターで修理後、自宅に配送。必要なら配送の日程を調整します。
※基本最短で届きます