本記事では、Googleアナリティクス4(GA4)とGoogleアドセンスの統合について解説しています。
※Google公式情報をもとに解説。
※スクリーンショットはタップで拡大できます。
結論:Googleアナリティクス4とGoogleアドセンスの統合はまだできない
結論から言うと、現時点(2023年2月)では、Googleアナリティクス4とGoogleアドセンスの統合ができません。Googleアナリティクス4(GA4)プロパティはまだサポートされていないため、無効になっています。
従来のGoogleアナリティクス(UA:ユニバーサルアナリティクス)は2023年7月1日まで使えるので、アドセンスのデータに関してはUAを使うことで解決できます。
移行がまだできていないという方は、以下記事で詳しく解説しています。
併せてご覧ください。
Googleアナリティクス(UA)でアドセンスのデータを見る方法
Googleアナリティクス(UA)でAdSenseのデータを見るには、AdSenseとアナリティクスをリンクする必要があります。
リンクすると下記画像の通り、アドセンスのデータを見ることができます。
Googleアナリティクス(UA)でGoogleアドセンスのデータを確認する手順は以下です。
- 画面左側の行動をクリック
- パブリッシャーをクリック
- AdSenseを選択
GoogleアナリティクスとGoogleアドセンスの統合についてよくある質問
統合するメリットは?
AdSense アカウントをアナリティクスに統合すると、広告やサイトに関する新たな情報が豊富に得られるようになります。AdSense とアナリティクスを統合することで、広告の掲載結果を改善し、ユーザーの利便性を向上できます。
具体的なメリットは下記3つです。
- サイトで収益性の高いユーザーと低いユーザーについて、それぞれのトラフィック ソース、地域、ページ、ブラウザを把握することでコンテンツを最適化できる
- ユーザーが時間を費やすページ、離脱するページ、離脱したのちにアクセスするサイトやページを把握して、ユーザーの利便性を向上させることができる。また、ユーザーの注目が集まる場所を把握することで、ユーザーの目につきやすい場所に広告を表示できる。
- ユーザー行動の指標(アクセス頻度や訪問時の閲覧ページ数など)が収益に与えている影響を考慮して変更を加えることで、収益を増やすことができる
参照:AdSense アカウントをアナリティクスに統合するメリット – Google AdSense ヘルプ
まとめると、Googleアナリティクスと統合すると、トラフィックを細分化することができるので、どの記事がどれだけ収益を上げているかを確認することで、コンテンツを最適化し、ユーザーの体験の質を向上させ、結果的に収益を増やすことができます。
※トラフィックはサイトを訪問するユーザー数のこと。
Googleアナリティクスとアドセンスのデータに違いがあるのはなぜ?
データに違いが生じる主な理由は以下です。
- アナリティクスのレポートはリンクユニット、検索ボックス、モバイル広告、その他のAdSenseサービスをトラッキングしないから
- JavaScriptの読み込みがされない場合があるから
参照:AdSense とアナリティクスで統計情報に違いが出る理由 – Google AdSense ヘルプ
まとめ
最後に、本記事の内容を箇条書きでまとめています。
- Googleアナリティクス4とGoogleアドセンスの統合は現状できないので、GoogleアナリティクスUAと併用すべし
- Googleアナリティクス(UA)でアドセンスのデータを見るには、AdSenseとアナリティクスを連携させる必要がある
- 統合することで収益の改善、ユーザーの利便性を向上させることができるので、アドセンスを運用するなら統合した方がいい