個人ブロガーから企業のSEO担当者まで、検索エンジンからの集客に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
今回、「被リンクとは何か」「なぜSEO対策で重要なのか」基本的な内容と注意点を解説しています。
※本記事は、Googleセントラル(上級)、海外のSEO専門サイトの記事を参考に作成。
被リンクとは

被リンク(=Backlink)とは、Webサイトから他のWebサイトへリンクされることで生まれるリンクのことです。
被リンクはなぜSEO対策で重要なのか
被リンクはSEO対策に重要です。
なぜなら、他の人がコンテンツを保証していることを検索エンジンに伝える役割があるからです。
Moz(SEOツールなどを提供する米国の会社)では「信頼性の投票(=Vote of confidence)」と表現されています。
現実の世界でも本の帯に「誰々がおすすめ」と書いてあったりしますよね。
Webサイトも同様に他のサイトから被リンク(=紹介)されることで信頼性を獲得することが可能です。
たとえば、その判定を支援するために使用している要因の 1 つに、そのコンテンツへのリンクまたは言及が他の著名なウェブサイトに含まれているか把握するということがあります。含まれていれば、多くの場合、その情報の信頼性が高いことを示す十分なしるしとなります。さらに Google では、検索品質評価プロセスからのフィードバックを集計し、より正確に情報の質を判定できるようシステムを改善しています。
引用:ランキング結果 – Google 検索の仕組み
被リンクの注意点
被リンクが重要だからといって、何をやってもいいという訳ではありません。
サイトのランキングを操作を目的とする意図的なリンクには注意が必要です。
以前Google 検索セントラルには、“Google検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンクプログラムの一部と見なされることがあり、Googleのウェブマスター向けガイドラインの違反になる場合がある”と記載されていました。
悪影響を与える可能性があるリンクは以下です。
①Page Rank を転送するリンクの売買
- リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
- リンクに関して物品やサービスをやり取りする
- 特定の商品について記載しリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を「無料」で送る
リンクする代わりに対価(金銭、物品、サービス)を求めることはペナルティをもらう可能性があるため注意が必要です。
PageRank を渡す有料リンクについて覚えておいて頂きたいこと | Google 検索セントラル ブログ | Google Developers
②過剰な相互リンク
- リンクする代わりにリンクしてもらう
- 相互リンクを目的としたパートナーページを作る
リンクする代わりにリンクしてもらうことはペナルティをもらう可能性があるため注意が必要です。
※相互リンクが禁止されているわけではありません。
Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
③自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成
自動でリンクが作成されるプログラムなどの使用はペナルティをもらう可能性があるため注意が必要です。
URLを入力するだけでリンクしてもらえるサービスも一定のリスクがあると言えるでしょう。
その他の注意点
それ以外に気を付ける点は以下です。
- 大規模なアーティクルマーケティングキャンペーンやゲスト投稿キャンペーン
- 第三者のコンテンツ所有者に対し、必要に応じてアウトバウンド リンクに修飾属性を適用するかどうか選ぶ権利を与えずに、特定の利用規約や契約、または同様の取り決めの一部として、リンクを義務付けること。
大量のメルマガでリンクを促したり、リンクを義務付けたりするのはガイドライン違反になる可能性があるので気を付けましょう。
まとめ
最後に、本記事の内容を3行でまとめまています。
- 被リンク(=Backlink)とは、あるWebサイトから他のWebサイトへリンクされることで生まれるリンク
- 他の人がコンテンツを保証していることを検索エンジンに伝える役割があるためSEO対策で重要
- サイトのランキングを操作を目的とする意図的な被リンクには注意が必要
SEO対策において基本的な内容なので、「自分のサイトを検索上位に表示させたい」という人は必ず抑えておきましょう。
