海外で再流行、日本でも全国各地で近年増加傾向にあると言われるトコジラミはどこにいるのか?
本記事では、保健所が提供する情報、専門家の意見をもとにトコジラミの生息場所を解説。
対策方法、発生した場合の駆除方法も紹介しています。
目次
トコジラミとは
トコジラミは、吸血性の昆虫です。
カメムシの仲間で、南京虫(ナンキンムシ)とも呼ばれます。
カメムシ科ほどではありませんが、刺激を与えると匂いを放出します。
症状
- 刺されると激しいかゆみ
- 個人差はあるが発熱を引き起こす場合もある
- 不眠症、リンパ腺の腫れ
殺虫剤の普及に伴い、日本では1970年代からほとんど見られなくなりましたが、200年頃から増加傾向にあり市役所などでも相談が増えているようです。
トコジラミの生息場所
トコジラミは、家具やマットレスの隙間・縫い目など、狭く暗い場所に生息しています。
昼間や部屋が明るい時には隙間に潜んでいるため、表には出てきません。
成虫の大きさは5〜8mmで目視で確認可能ですが、奥にいて見つからない場合があります。墨汁状のシミ、黒褐色の汚点(大きさ2mm程度)が残っていたら疑いましょう。
10個ほどの小集団で
和室の場合
・畳(裏・隙間)
・掛け軸の裏
・ふすま
・柱など
洋室の場合
・カーペットやじゅうたんの裏
・カーテンの折り目・縫い目
・マットレス(縫い目・隙間)
・書棚の隙間
・ダンボール
・床や壁の継ぎ目
・家具の隙間など
外出先
海外の複数メディアによるとフランスでトコジラミが大量発生、政府が駆除対策に乗り出したと報道されています。
- 映画館
- 公共交通機関
- 旅行先のホテル
トコジラミの対策は?
日常生活においては、「こまめに掃除をかける」「目張りテープなどで隙間をなくす」などの対策ができます。
しかし、家の中をきれいにしていても、服やカバンに付いて家の中に入ってくることもあるようです。
外出先から帰った時は
- スーツケースを寝室で開けっぱなしにしない
- 服はハンガーにかける
などの対策が有効です。
トコジラミの駆除方法
- 殺虫剤
- 熱湯洗濯
- ガムテープ
- 掃除機で吸い取る
専門家によると、殺虫剤が効きにくく、洗濯でも完全に除去するタイプもいるようです。
大量発生した場合は、業者への依頼が推奨されています。