【マンションの光回線】人気サービス5つを徹底比較！選ぶポイントも解説

光回線をマンションに導入するならどのサービスがいいか？

この記事では、光回線を提供する事業者の情報をもとに、光回線サービスを徹底比較。利用者が多い人気の光回線に絞り、違いを分かりやすく紹介しています。

光回線の配線や、接続する機器についても解説しているので、マンションの光回線について詳しく知ることができるはずです。

光回線とは？

そもそも光回線とは何か？

光回線は、ガラス繊維やプラスティックで作られた光ファイバーを利用した通信回線です。

光の反射や屈折を利用してデータを転送することで、従来の電話回線よりも通信速度が速く、長距離の通信にも適しています。

マンション向けの光回線5つを徹底比較

以下、マンション向けの光回線サービス5つを比較した表です。

	フレッツ光				Nuro光 for マンション				ドコモ光			auひかり	ソフトバンク光
プラン	フレッツ光クロス	フレッツ光ネクスト （ギガマンション・スマートタイプ） ※現在新規申込停止中	フレッツ光ネクスト （マンション・ギガラインタイプ）	フレッツ光ネクスト （マンション・ハイスピードタイプ）	2ギガ（3年契約）	2ギガ（2年契約）	2ギガ（契約期間なし）	10ギガ（3年契約）	1ギガタイプA	1ギガタイプB	1ギガ単独タイプ	auひかりマンション	1ギガ （2年自動更新プラン）	10ギガ （2年自動更新プラン）
速度（受信）※	10Gbps	1Gbps	1Gbps	200Mbps	2Gbps	2Gbps	2Gbps	10Gbps	1Gbps			1Gbps	1Gbps	10Gbps
速度（送信）※	10Gbps	1Gbps	1Gbps	100Mbps	1Gbps	1Gbps	1Gbps	10Gbps	1Gbps			1Gbps	1Gbps	10Gbps
混雑時の速度制限	なし				なし				なし			なし	なし
月額料金 ※	6,050円	3,685円〜	3,355円〜	3,135円〜	2,090円〜2,750円	2,530円〜3,190円	2,970円〜3,630円	2,640円〜3,300円	4,400円	4,620円	4,180円	3,740円〜	4,180円	6,380円
プロバイダ	選択 1,320円〜	選択 550円〜	選択 550円〜	選択 550円〜	So-netのみ 別途料金不要				選択 別途料金不要		なし	選択 別途料金不要	Yahoo! BBのみ 別途料金不要
必須オプション	なし	なし	なし	なし	なし				なし			なし	なし	ホームゲートウェイ（N） 10ギガのお申し込み （月額550円）
機器	レンタル可能 550円	レンタル可能 330円	なし	なし	レンタル可能 無料				レンタル可能 Wi-Fi利用：330円			レンタル可能 Wi-Fi利用：550円	レンタル可能 詳しく見る	レンタル可能 ※上記オプション加入
スマホ料金とのセット割引	なし				あり （ソフトバンク、NUROモバイル）				あり （ドコモ）			あり （au、UQ）	あり （ソフトバンク、ワイモバイル）

※通信速度は最大値
※料金は特に記載がない限り税込み

月額料金が安い光回線

設備導入済みのマンションであれば、Nuro光 for マンション（月額2,090円〜）が最も安いです。

既に通っているNTTフレッツ光回線を利用する場合、enひかりの月額料金3,520円が安いですが、スマホとのセット割でトータル料金（ネット料金＋スマホ料金）は、ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光が安くなるケースも多いです。

速い光回線

一番速い光回線は10ギガのプランです。

• フレッツ光クロス
• ドコモ光10ギガ
• auひかり ホーム10ギガ
• ソフトバンク10ギガ（2年自動更新プラン）

などが該当します。

マンションの光回線を選ぶポイント9つ

マンションの光回線を選ぶときのポイントは以下9つです。

• マンションに光回線が通っているか
• 光回線の提供エリアか
• 通信速度
• 月額料金
• 回線工事費
• 機器のレンタルの有無
• サポート
• スマホとのセット割引が適用できるか
• 契約期間

マンションに光回線が通っているか

まず最初に、マンションに光回線が通っているか確認しましょう。

現状、多くのマンションにNTTの光回線が設置されており、その回線を利用することでスムーズに導入することができます。

独自回線や高速回線の場合、工事が必要となるケースが多いです。

光回線の提供エリアか確認する

マンションに設備が見当たらない場合、光回線の提供エリアか確認しましょう。

NTTの公式サイトで簡単に確認することができます。

NTT東日本	サービス提供エリア
NTT西日本	サービス提供エリア

通信速度

マンションの光回線の平均速度は、下り30〜300Mbps程度で幅があります。

速度に差があるのは、共有スペースに引き込んだ光回線を各戸まで配線しているためです。

インターネット検索、動画視聴など一般的な利用であれば、受信速度は100Mbpsあれば十分だと言われています。

超高速	10Gbps	超高速通信の指標として使われる数値
	1Gbps（1000Mbps）	高速通信の指標として使われる数値
高速	100Mbps	4Kの高画質動画の視聴、オンラインゲーム
	30Mbps	高画質動画の視聴、オンラインゲーム
中速	10Mbps	Webページや標準画質の動画の視聴
低速	1Mbps（1000Kbps）	メールやテキストなどの通信
	128kbps	メッセージアプリでのやり取り

月額料金

光回線の月額料金は、3,000円〜6,500円と幅があります。

基本的には、回線速度が速いプランほど料金が高いです。

回線工事費

回線工事費は、事業者が実質負担なしなどのキャンペーンを行なっているケースが多いので、それほど気にしなくて大丈夫です。

既に光回線がつなげる設備が整っていれば派遣なしで工事費用がほぼ発生しませんが、基本的には工事はあると考えておきましょう。

基本10Gbpsのプランは工事が必要なため、賃貸の場合、大家さんや管理会社に確認が必要です。

機器のレンタル

自身でルーター（Wi-Fiを飛ばす機器）を持っていない場合、レンタルできるかは重要なポイントです。

工事が始まるまで、モバイルWi-Fiをレンタルできる事業者もあります。

サポート体制

自身で調べるのが苦手な場合、サポートがいいサービスを選ぶと安心です。

• コールセンターに問い合わせできる時間
• 出張サポートの有無

を確認しておくと、うまく接続ができない場合に助かります。

スマホとのセット割引が適用できるか

一部光回線は、スマホとのセット割引を適用可能です。

加入しているプランによってはスマホ料金が割引されるので、トータルでお得になる場合があります。

契約期間

契約期間もチェックしておくと安心です。

今後引越しの予定がある場合、引越し先で同じ回線が使えるとは限らないので、契約期間を定めない方がいい場合があります。

NTTの回線が日本全国に普及しているため、引っ越しが多い場合は、NTT回線を利用している事業者を利用すると手間がないです。

光配線の配線方式と接続機器

光回線には配線方式が3つあり、それぞれ「光配線方式（光コンセント）」、「LAN方式」、「VDSL方式」と呼ばれます。

配線	配線方式	最大速度（理論値）	説明
光回線のみ	光回線方式	最大1〜10Gbps	棟内に光ファイバーを用いて各戸まで接続する方式
複数のケーブルを併用	LAN方式	最大1Gbps	棟内にLAN配線を用いて各戸まで接続する方式
	VDSL方式	最大100Mbps	棟内にある既存の電話回線を用いて各戸まで接続する方式

光回線方式が理論上最速です。

主にマンションやアパートなどの集合住宅で採用されている「VDSL方式（光ファイバーケーブル ＋ 電話線）」は、電柱からマンションの共有スペースまでは光回線が通っていて、そこから各戸までの配線が電話回線という仕組みになっています。

配線方式の見分け方

室内に設置されたコンセントを見ることで配線方式の確認が可能です。

配線方式	見分け方
光回線方式	コンセントの隅に「光」「光コンセントSC」と記載 差し込み口が下に設置されている カードケースのような見た目で分離してコンセントについている場合もある
LAN方式	「LAN」と記載
VDSL方式	「電話マークやTEL」と記載

接続する機器

以下は、配線を接続する機器をまとめたものです。

信号の変換装置	ONU	Optical Network Unitの略で、光回線とパソコンの間に設置することで光信号とデジタル信号間の変換を行う装置を指します。
	モデム	アナログ信号のデータをデジタル信号に変換する装置。 ADSL回線やケーブルテレビ回線を使う際に必要です。
デバイスと接続する装置	ルーター	スマホやPCなど複数のデバイスをインターネット接続するために必要な機器。
	ホームゲートウェイ	ネットワーク関連機器全般を指します。 ONU、ルーター、Wi-Fi、ひかり電話などの機能が一体となったもの。

多くの事業者が機器の貸し出しをしています。

基本的には申し込み時に案内があるので、難しく考える必要はありません。

光回線の契約について

通常、光回線を利用するために、回線を提供する回線事業者との契約だけでなく、プロバイダとの契約が必要です。

しかし、最近はプロバイダの料金がセットとして含まれているプランが増えているため、別々に契約する必要がないサービスも増えてきました。

【東日本】マンション向け光回線5選

東日本マンション向け光回線5つを月額料金、スマホ割引の有無、プロバイダ、機器のレンタル、サポート、対応エリアを紹介していきます。

NURO 光 for マンション

月額料金	2ギガ(3年契約)：2,090円〜2,750円 2ギガ(2年契約)：2,530円〜3,190円 2ギガ(契約なしプラン)：2,970円〜3,630円 10ギガ(3年契約)：2,640円〜3,300円 ※宮城のみ
スマホセット割引	ソフトバンク
プロバイダ	So-net（料金に含まれる）
機器	無料でレンタル可能 （選択不可）
サポート	電話問い合わせ：平日9:00〜18:00 チャット・メッセージサポート：全日9:00〜18:00 （年末年始を除く）
対応エリア	北海道 宮城県　※10Gのみ提供 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県 広島県、岡山県 福岡県、佐賀県

NURO 光 for マンションは、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するマンション向けの高速光回線サービスです

「回線+プロバイダ」一体型で、プロバイダは「So-net」です。

• 最大2Gbpsの高速通信を利用可能
• 設備導入済みのマンションなら最安2,090円〜2,750円で利用可能

なことから、利用者が増加しています。

公式サイトにトラブル時の対応がイラスト付きで図解されているため、接続方法に困った時も安心です。

NURO 光 for マンション 導入のご案内（PDF）

ドコモ光

月額料金 ※マンションの場合	タイプA（2年定期契約）：4,400円 タイプB（2年定期契約）：4,620円 単独タイプ：4,180円
プロバイダ	選択可能 料金に含まれる
機器	無料でレンタル可能
スマホセット割引	ドコモ光セット割 （対象：ドコモのスマホ）
サポート	チャット メッセージアプリ：9:00〜20:00 電話問い合わせ：9:00〜20:00 （ネットトータルサポート月額550円）
対応エリア	10ギガ提供エリア 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・京都府 和歌山県・滋賀県・兵庫県・愛知県・静岡県・岐阜県 マンション向けプラン 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 大阪市および名古屋市のそれぞれの一部地域

ドコモ光は、フレッツ光回線またはケーブルテレビの設備を使いドコモが提供する光回線サービスです。

「回線+プロバイダ」一体型で提供されており、プロバイダがセットになっているプランとセットになってない単独タイプがあります。

タイプAとBは、プロバイダの違いで料金が異なります。

au ひかりマンション

プラン	お得プラン（2年契約） 標準プラン（契約期間なし）
プロバイダ	選択可能 料金に含まれる
スマホセット割引	auスマートバリュー （対象：auのスマホ）
月額料金 ※2年契約の場合	マンションタイプG：4,730円 マンションタイプV：4,180円 マンション都市機構：4,180円 マンション都市機構G：4,730円 マンションタイプE：3,740円 マンションタイプF：4,290円 マンションギガ：4,455円 マンションミニギガ：5,500円
対応エリア	マンションミニギガ 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の一部

auひかりマンションは、auひかり設備を導入済のマンションで利用できる光回線サービスです。

KDDIの回線・プロバイダーをまとめてサービスとして提供しています。

プランは下記8つです。

実際には、マンションの設備により決まるため、細かく選ぶことはできません。

例えば、マンションV16プラン（ネット基本料金＋機器利用料）は、同じ建物に16世帯以上いる場合に適用されるプランで4,180円です。

ソフトバンク光

月額料金 ※マンションの場合	1ギガ：4,180円 10ギガ：6,380円 ＋ 550円（ホームゲートウェイN）
プロバイダ	Yahoo! BB
機器	レンタル可能 1ギガ：E-WMTA2.2、E-WMTA2.3、E-WMTA2.4 10ギガ：ホームゲートウェイ
スマホセット割引	おうち割 光セット （対象：ワイモバイル含むソフトバンクのスマホ）
サポート	チャット：10：00 ～ 19：00（年中無休） 電話：予約後、指定した日時に折り返し
対応エリア	10ギガ提供エリア 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・京都府 和歌山県・滋賀県・兵庫県・愛知県・静岡県・三重県・岐阜県

ソフトバンク光は、NTTのフレッツ光回線を借り、回線・プロバイダーをまとめてサービスとして提供しています。

料金プランは「1ギガ」と「10ギガ」のふたつで、マンションは2年自動更新プランのみ。

1ギガの回線はフレッツ光ネクスト、10ギガの回線はフレッツ光クロス回線をそれぞれ使用しているため、10ギガの方が早いですが、10ギガは工事が必要です。

ソフトバンクとワイモバイルを利用している場合、月額550円のおうち割光セットに加入するとルーターをレンタルしたり、Wi-Fiを利用することができます。

オプション	説明	月額料金
おうち割 光セット	ソフトバンクの携帯、タブレットなどの利用料金から毎月最大1,100円割引 3つのオプションサービス（光BBユニット／Wi-Fiマルチパック／電話サービス（ホワイト光電話・光電話（N)・ BBフォンのいずれか）が含まれる	550円/月
①光BBユニット	パソコンなど複数の端末を同時にインターネットに接続することが出来るブロードバンドルータ BBフォン、ホワイト光電話、Wi-Fiマルチパックをご利用になる際必要	（他社スマホ：513円/月）
②Wi-Fiマルチパック	Wi-Fiが利用になるオプション 外出先ではBBモバイルポイントからインターネットの利用が可能	（他社スマホ：1,089円/月）
③電話サービス	ホワイト光電話・光電話（N)・ BBフォンのいずれか

フレッツ光

月額料金	フレッツ光クロス：6,050円 フレッツ光ネクスト（マンション・ギガラインタイプ）：3,355円〜4,455円 ※ フレッツ光ネクスト（マンション・ハイスピードタイプ）：3,135円〜4,235円 ※
スマホ割引	なし
プロバイダ	選択可能（550円〜）
機器	フレッツ光クロスは550円でレンタル可能 ・XG-100NE
サポート	電話問い合わせ：午前9時～午後5時 土日・休日も営業（年末年始を除く）
対応エリア	日本全国 フレッツ光クロス提供エリア 【北海道エリア】 北海道（2023年12月20日〜） 【東北エリア】 宮城県（2023年12月20日〜） 【北陸エリア】新潟（2023年12月20日〜） 【関東エリア】 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県

フレッツ光は、NTTが提供する光回線サービスです。

プロバイダはプランにより異なり、最安550円から選択可能。

日本全国をカバーしており、光コラボで多くの事業者と提携しているため、実はNTT回線を使っているというケースも多いです。

申し込めるプランは下記の3種類。

料金プラン（ミニ、プラン1、プラン2）は、同一の集合住宅などで見込める契約数（ミニは4以上、プラン1は8以上、プラン2は16以上）の条件などを考慮して、NTT東日本が決定します。