本記事では「検索エンジンとは何か、基本的な使い方、ブラウザとの違い」を解説しています。
使い方を改めて理解することでメディアリテラシーを身につけるだけでなく、SEOに強いWebサイトを構築することも可能になると言えるでしょう。
本記事は、フリーランスのブロガーとして活動するkima(@Kimama_zin)が、Googleの見解や海外サイトを参考に執筆しています。
検索エンジンとは

検索エンジン(=Search engine)は、インターネット上の情報を検索するソフトウェアシステムです。検索窓と言われるボックスにキーワードを入力して検索をかけることで求めている情報を探すことができます。
世界で最も使われている検索エンジンはGoogleで92.01%(※1)と高いシェアを誇っています。日本の場合、Googleが75.76%、次点でYahoo!が12.19%(※2)です。
Yahoo!はGoogleの検索技術を使用しているため、Googleの検索結果に表示されることがサイト運営者にとって不可欠と言えるでしょう。
基本的な使い方
検索エンジンの基本的な使い方を見ていきましょう。

検索エンジンの基本的な使い方は以下です。
- キーワード(知りたい内容)を入力
- 予測の候補から選択
- タイトルから読みたい記事タイトルを選択してクリック
検索窓の予測候補からどんなことが調べられているか簡単に知ることができます。
「なんだ当たり前のこと」と思われるかもしれませんが、サイト運営者にとって読者がどのように検索して自分のサイトにくるか考えることは、読者の検索意図を探るために非常に重要です。
キーワードは何語まで入力可能か?
キーワードは何語でも入力可能ですが、予測変換で出てくるキーワードは4〜5語程度です。
Google、Yahoo!、Beingなど検索エンジンによっては全文検索可能なものもあります。
スペースは必要か?
キーワードとキーワードの間にスペースを入力するAND検索(複数の条件をいずれも満たすものを検索する方法)が基本ですが、検索機能は日々進化しているためスペースがなくても問題がない場合が多いです。
スペースなしとスペースありでは検索結果が微妙に異なるため、記事タイトルは重要と言えるでしょう。
検索エンジンで表示される情報は正しい?
検索エンジンで調べた時に表示される情報は、必ずしも正しい情報というわけではありません。
「Googleは情報の正確性をどのように扱っているのか?」という質問に対し、Google検索広報担当のダニー・サリヴァン氏は次のように回答しています。
機械はコンテンツの「正確さ」を見分けることはできません。私たちのシステムは、トピックと権威の関連性に合致すると判断したシグナルに依存しています。
引用:Danny Sullivanのツイート
つまり、検索エンジンは、トピック(=話題)と権威性(=信頼できる人が発信している情報か)の関連性に合致したシグナル(=信号)によって情報を判断していると言えます。
検索エンジンとブラウザの違い
検索エンジンとブラウザの違いは以下の通りです。
検索エンジン | ブラウザ | |
---|---|---|
意味 | インターネット上の情報を検索する機能 | Webサイトを閲覧するためのソフトウェア |
由来 | Search(=探す)engine(=装置) | 英語のbrowse(=閲覧する)の名刺系 |
具体例 | Google、bing、Yahoo!など | Google Chrome、Safariなど |
どちらもPC・スマホに最初から導入されています。
検索エンジンの存在意義
「検索エンジンは必要なのか?」
前述した通り、検索エンジンが表示する情報が必ずしも正しいとは限りません。だからと言って「もう使わない」と考えるのはもったいないです。
近年、SNSなどで情報を簡単に調べることができるため、間違った情報を正しいと勘違いし被害に遭う若者が増えています。
総務省の情報セキュリティサイトでも、「元々の情報の発信元の信頼性を意識することが大切」だと指摘されています。
その点、トピックと権威性の関連性に合致したシグナルによって情報を判断している検索エンジンは、正しい情報を探しやすいと言えるでしょう。
検索エンジンを正しく使うことはサイトの信頼性の獲得につながる
最後に、本記事の内容を3行でまとめています。
- 検索エンジン(=Search engine)は、インターネット上の情報を検索する機能のこと
- 検索窓と言われるボックスにキーワードを入力して検索をかけることで求めている情報を探すこと可能
- ブラウザはWebサイトを閲覧するためのソフトウェア
現代社会において、正しい情報を判断することは非常に困難です。
だからこそ、「この情報は本当に正しいのか」考えながら情報を選択肢しサイトを運営することで、結果的に読者の信頼性を獲得できるのではないでしょうか。

参照
(※1)https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share
(※2)https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/desktop/japan/#monthly-202007-202107