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多様性とは|意味、使い方、ダイバーシティとの違い

多様性とは何か?

国内外の辞書などを参考に、使い方、ダイバーシティとの違いも解説しています。

目次

多様性とは

多様性の意味

多様性は、色々な種類が存在することを意味する概念です。

読み方:たようせい

多様と性(質)を組み合わせた言葉

多様性は、多様と性という漢字を組み合わせた言葉です。

様は樣の略字。

中国語(簡体)多样性
中国語(繁体)多樣性

日本の国語辞典によると

多様は

いろいろの種類がある様子だ。

出典:新明解国語辞典第八版

性は、生まれつきの性質を意味する言葉です。

性質は

個々人の言動・態度などを通して観察される、意思・感情の表れ方。
その物を多角的に捉えて認められる特有の性能・性状。

出典:新明解国語辞典第八版

と紹介されています。

使い方

  • 多様性を認める
  • 多様性を尊重する
  • 多様性を受け入れる

など、主に人々の違いの存在を受け入れる場面で使われます。

誰かと言い争いをするために使うのは避けた方がいいでしょう。

多様性は英語でダイバーシティ

多様性は、英語でダイバーシティと翻訳されます。

ダイバーシティ(Diversity)は、さまざまな人種、民族、社会経済的、文化的背景、さまざまなライフスタイル、経験、興味を持つさまざまな人々がいることを意味する英語です。

the state of being diverse; variety
the practice or quality of including or involving people from a range of different social and ethnic backgrounds and of different genders, sexual orientations, etc

多様であることの状態、種類
さまざまな社会的および民族的背景、さまざまな性別、性的指向などの人々を含める、または関与させる慣行または質。

出典:Oxford Languages

ダイバーシティの由来

13世紀のラテン語(diversus)に由来すると言われています。

diversusは、違いを意味する言葉です。

ダイバーシティの普及

1980年頃〜1990年頃、ダイバーシティという考え方が日本で認識され、1985年、男女雇用機会均等法制定に貢献したと言われています。

多様性とダイバーシティの違い

多様性もダイバーシティも多様である状態や種類を意味する言葉で、根本的な違いはありません。

しかし、現在におけるダイバーシティは、人間の多様性(人種、民族、社会経済的、文化的背景などさまざまな人がいること)を含むため、違いを尊重するというニュアンスを含みます。

よって、ダイバーシティには、グローバルでの共通の問題(貧困、環境問題など)を解決するため、人類が力を合わせる必要があるという意味合いが込められていると言えるでしょう。

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