2021年10月8日の深夜、Googleアドセンスから『AdSense のエコシステムの進化: ファーストプライス オークションへの移行について』というメールが届きました。
Google AdSense のエコシステムのファーストプライス方式とは何か、さっそく調べたので共有します。
参考にして頂ければ幸いです。

セカンドプライス方式とファーストプライス方式との違いについても解説しています。


Googleアドセンスのエコシステムの進化とは


記載されている内容を箇条書きで抜粋します。
- 今後数ヶ月以内に AdSense のオークションをセカンドプライス方式からファーストプライス方式に変更。
- AdSense パブリッシャー様の側で必要な対応は特になし。
- 収益にも変化がないと予想。
AdSense のオークション形式が変わることが、エコシステムの進化と考えてよいでしょう。
セカンドプライス方式とファーストプライス方式の違い
ファーストプライス方式 | 最終的に最も高い価格を入札した買い手に販売され、支払額も最も高い価格に設定される方式のこと。 |
セカンドプライス方式 | 一斉に入札、最も高い値を付けた人が、二番目に高い値を付けた人の入札価格で購入すると言う方式のこと。 |
セカンドプライス・オークションは、一斉に入札を行って、最も高い値を付けた人が、二番目に高い値を付けた人の入札価格で購入するというルール(方式)のオークションをいいます。
これに対して、最終的に最も高い価格を入札した買い手に販売され、支払額も最も高い価格に設定される方式を「ファーストプライス・オークション」と言います。
出典:セカンドプライス・オークションとは|金融経済用語集 – iFinance
非常に分かりやすいツイートがあったので、紹介します。
元々は、オークションで勝った広告主が2番目に高い値をつけた広告主の価格で入札していました。
これが、最も高い価格で入札した広告主が、自分で提示した価格で入札する方式に変わります。



個人的には、Googleアドセンスの収益が上がるような気がするのですが、実際始まってみないと分からないですね。
セカンドプライス方式のメリットとデメリット
ファーストプライス方式で取り引きするサービスが増えてきているようです。
それはなぜか?それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
- 買い取れるラインで買いやすくなる。
- 高い金額で提示しても出費が少なくコストが抑えらえる。
- 高い金額を提示しやすい。
- 実際に払う金額が分かりにくい。
- 金額の不正操作が可能。
ファーストプライス方式のメリットとデメリット
- シンプルで分かりやすい。
- 金額の透明性が高い。
- 余力があっても買い取れない時がある。
- どうしても入札したい時に金額が高い金額の提示が必要。
まとめ
Google AdSense のエコシステムのファーストプライス方式とは、「最終的に最も高い価格を入札した買い手に販売され、支払額も最も高い価格に設定される方式のこと」です。
言い値で落札されるため、広告主側にはより高い広告のスキルが必要となってきます。
メディア運営者に直接できることはないですが、広告を出稿する時に必要な知識になるので、覚えておきたいところです。
今回は以上です。

