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Google Tensor G3とは?最新のSoCでユーザー体験はどう変わるのか?

Google Pixel 史上最高性能のチップ 「Google Tensor G3」とは何か?

Google公式動画「Made by Google」のMonica Gupta氏の紹介をもとに分かりやすく解説しています。

目次

Google Tensorとは

Google Tensor(グーグルテンサー)は、Google が設計し、Google Pixel 用にカスタムメイドした新しいチップです。

2021年8月に発表された「Pixel 6」シリーズで初めて実用化しました。

Google Tensor G3 とは

Google Tensor G3 は、Google Pixel8シリーズに搭載されているプロセッサーです。

Google AIを導入し、画期的な技術をGoogle Pixcel ユーザーに直接提供し、何が可能かを世界に示すため特別に設計された最新のモバイルSoCです。

関連用語

SoCは、System on a Chipの略で、スマホの頭脳に当たるパーツです。「CPU」、映像処理をする「GPU」をはじめ、各種の機能が集約されたチップのこと。

機能を一箇所に集約することで、小型化・軽量化ができるほか、電力効率の向上が可能になります。

SoC

Google Tensor G3には以下が搭載されており、全ての主要サブシステムがアップグレードされています。

  • 最新世代のARM CPU
  • アップグレードされたGPU
  • 新しいISP、DSP
  • Google AI機種を効率的に実行するためにカスタム設計したAIエンジンで起動しているTPU

Google Pixel 6のTensor 第一世代と違い、新しいGoogle Pixcel 8は、2倍以上の機械学習モデルを実行可能です。

機械学習は音声や写真のためだけのものではもはやなく、あらゆる面でGoogle Pixelユーザーの体験を向上させています。

Google Pixel ユーザーの体験はどう変わるのか

Google Tensor G3 が搭載されているGoogle Pixel 8 は、あなたが話している言語を認識し、会話を複数の言語に翻訳することができます。

さらに、電源ボタンを長押しするだけでウェブページを読み上げる機能が搭載されています。

早送りやスピード変更が可能。

違う言語でページを読んでもらうこともできます。

他にも、通話で便利な機能が多数搭載されています。

電話帳を検索したり、通話をアシストする機能として雑音が自動的に除去される機能(Clear Calling)、通話スクリーニング機能を使うと、不要な連絡からあなたを守る機能(Call Screen)で迷惑電話を平均50%減らすことができます。

例えば、「カリブ海への旅行が当選しました。今すぐAボタンを押して商品を受け取ってください」のような自動音声の詐欺電話に対して、Googleアシスタントが自動で断ってくれます。

逆に、サポートセンターからの重要な連絡に対しては「要件を簡単に教えて頂けますか?」など自動で応答し、電話主に繋いでくれます。

Google Tensor G3 が導入されている機種

Google Tensor G3 が導入されているのは下記の2機種です。

  • Google Pixel 8
  • Google Pixel 8 Pro

Pixel 7aには搭載されていません。

関連動画

※本記事の内容は10月8日時点の内容

参照
https://twitter.com/madebygoogle/status/1422226005339557889
https://www.ymobile.jp/sp/guide/article68

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