カテゴリ

【WordPress】リード文とは?場所と意味、書き方を解説

リード文とは?

「リード文って何?場所と意味を知りたい。」
「どうやって書けばいい?」

今回は、このような疑問にお答えします。

リード文とは、“記事冒頭の文章のこと”で、導入文と呼ばれたりもします。

記事の最初の文章っていわゆる掴み的な感じなので、なかなか何を書けばいいのか悩ましいですよね。

kima

ブログを始めたばかりの頃は、そもそもリード文の意味も知らずに文章を見よう見まねで書いていました。

そんな自身の経験を踏まえ、国内外のブログやYoutubeを徹底的にリサーチ。ブログのリード文の書き方を初心者にも分かりやすいように解説していきます。

全てのブロガーに共通して重要なことを前半、中級者以上が使える具体的なコツ・テクニックを後半に書いています。

この記事を読むとリード文の意味をより詳しく理解できるので、本文の内容に説得力を持すことができるようになるはずです。

⬆︎ここまでがリード文です。

この記事は、2020年に調べた内容で少し古いです。
検索結果で上位に表示されている場合は参考になる可能性が高いですが、そうでない場合は参考にならない可能性があります。

目次

リード文とは?意味と場所

⬆︎見出し1(H1)

冒頭でもお伝えしましたが、リード文とは、”記事冒頭の文章のこと”です。つまりあなたが読んでいるこの文章はすでに本文に入っています。

では、どこがリード文か?

WordPressの場合だと、見出し1(H1)の前の部分がリード文です。

リード文の役割

読者はなかなか、いきなり本題に入り込めないものです。

たとえば、初めて会った人にいきなりビジネスの話はしないですよね。挨拶をして、ちょっとした自己紹介をしてから本題に入るのが一般的です。

それと同じように、リード文は、”本文にスムーズに入れるよう助走をつける役割”があります。

ブログのリード文で書く内容

では、具体的にブログのリード文では、何を書けばよいのでしょうか?

自己紹介だったり、挨拶などをリード文で書いたり。それ以外だと、記事で伝えたい内容をまとめたり、問題提起や結論を先に書く手法などもあります。

結局リード文に何を書けばいいか?

本質的には、“記事本文を読まなくても何が書いてあるか分かる”ことが最も重要です

小説や新聞のエッセイなどとは違い、検索して記事にたどり着いた読者が求めているのは、疑問や悩みに対する答えです。いち早く自分の求めているものがこの記事にあるかどうか知りたいものです。

勿体ぶらないで記事の内容をしっかりと説明し、読者に記事を“読むメリットが感じられるような文章”を書きましょう。

リード文の書き方|基本編

リード文を書くポイントを簡単にまとめると以下の3つです。

リード文を書くポイント
  1. タイトルとリード文の内容を一致させる。
  2. 読者にとって記事を読むメリットを伝える。
  3. 結論から伝える。

①タイトルとリード文の内容が一致させる

リード文に求めていることがあると、読者は開いたページが正しいと感じ安心できます

逆に、タイトルとリード文に書いてある内容が違うと、読者の期待を裏切ることになります。悩みが解決されないと考え記事から離脱するというわけです。

当たり前だと思うかもしれませんが、ブログを始めたばかりだと意外とできていないことも多いです。

まずは、“タイトルとリード文の内容を一致”させましょう。

こんなリード文はNG!
  • タイトル:おすすめの絵本
  • リード文の内容:特定の絵本を売るための単なる紹介文(読者はなぜその絵本がおすすめなのか、どこが面白いのか知りたい)

②読者にとって記事を読むメリットがあることを伝える

“記事を読むメリットがあること”をリード文で伝えるといいです。

たとえば、この記事の場合、タイトルで「リード文の場所と意味、書き方」が分かると判断できます。そして、読み進めると「リード文の意味をより詳しく理解できる、本文の内容に説得力を持すことができる」とメリットを提案しています。

リード文は強烈なメリットを感じるほど読み進める力が強くなります。

具体例
  • 手順の全てが分かります。
  • 〜できるようになります。
  • 3ヶ月でできた。

③結論がある文章は先に書く

読者は、結局読もうとしている記事に何が書かれているかをいち早く知りたいものです。

“結論がある文章は先に書く”のが鉄板です。

結論を先に書くと記事を読んでもらえないと思うかもしれませんが、読者はスクロールして先に結論を読んでから、戻って再度読むことが少なくありません。

つまり、疑問や悩みを先回りして答え、詳しい内容を本文に書いていくとユーザビリティーが向上します。

ここまではリード文の初歩的な内容です。より深く知りたいという方は、さらに読み進めてください。

リード文がSEOで重要な理由

ここまで読んで頂いた方は、リード文がなぜ重要なのかを90%以上は理解して頂いたと思います。

なぜリード文は記事構成において重要なのか、SEOの観点から少し補足しておきます。

SEOとは、検索エンジン最適化のこと。検索エンジンからクロールされやすいサイトを作ることでインデックスされ、検索上位表示されやすくなります。
参照:SEO スターター ガイド: 基本 | Google 検索セントラル  |  Google Developers

①検索結果の文章はリード文から抜粋されることも多い

検索結果に表示される文章は、記事冒頭のリード文から抜粋されることも多いです。

つまり、リード文はクリックされる前から読まれています

②読者は本文を読むかどうかリード文で判断する

基本的に読者は、何か悩みや疑問を持って検索して、あなたのブログにたどり着きます。リード文でそれをどのように解決できるのかが分かると記事を読み進めようと思うでしょう。

つまり、ページを開いた読者はリード文を読んで記事を読むかどうか判断します。

ネットの文章は、購入して読む文章と違って流し読みする人が多いです。記事の本文を読んでもらうためにはリード文を魅力的にしないと読者はすぐに離脱してしまいます。

③本文まで読まれると滞在時間が長くなり、検索上位に表示されやすい

読者の記事の滞在時間が長くなるとSEO的に有利になり検索上位に表示されやすくなります。

リード文が読まれている時点でPV数は上がりますが、そこで離脱してしまっては記事の評価が上がりません。

まずは、本文まで読んでもらえるリード文を書くことが重要です。

リード文で重要な5つの要素|応用編

5の数字が書かれた壁

リード文って具体的に何を書いたらいいのかよく分からないですよね。

これから紹介する5つの要素を意識しただけで、読者の滞在時間が明らかに上がりました。

国内外のSEOに見識のある方々を研究してまとめています。

SEOと聞くとなんか難しそうと思うかもしれませんが、“リード文は上手に書かなくて大丈夫”です。下手でも、相手に伝わり読んでもらえることが一番大事です。

①権威性

読者は、“記事を信頼出来るのかどうか”をリード文で判断します。記事を書いたのが素人より専門家が書いている方が信頼できますよね。誰がその記事を書いたか。その記事を書いた人はどんな人なのかがあると安心して記事を読んでもらえます。

もし書いている本人が専門家でない場合は、どこから情報を得ているのかなどを明記すると信頼性が増します。

②簡易性

読者は、書いてある内容が難しそうだと、記事を途中で読むのをやめてしまいます。

「簡単に〜できます。」など“簡易性”をアピールすることで、本文を読んでくれる確率が上がります。

③共感性

リード文に読者が“共感できる要素があること”は非常に重要です。記事を読み始めた時に文章に共感できる要素があると、一気に文章に引き込むことができます。

逆に共感ができないと本文を読む気が起きず、記事から離脱してしまう確率が上がります。読み始めた時に、この記事は自分を理解してくれなさそうだと感じると読者は記事をそれ以上読まないことが多いです。

共感には2種類あってどちらもあるとベストですが、記事の内容によっては不自然な場合もあるので、取捨選択しましょう。

右下のボタンを押すとページ上部に戻れるので、この記事のリード文を改めて読んでみてください。共感できる要素を2つ入れています。

読者への共感

「〜ありますよね。分かります。」と相手の疑問や悩みに共感します。

検索して記事を読む時、読者は何かしらの疑問や悩みを抱えています。読者に共感を示し、筆者は味方だと思ってもらえるような書き出しにしましょう

筆者の共感

「わたしも〜ことがありましたが、〜で解決できました。」など筆者の共感があることで、読者と筆者の距離感がより近くなります。

相手も同じ悩みを抱えてたんだと知ることで、一気に親近感を感じてもらえるという仕組みです。

④問題提起

“問題提起をする”ことで読者に強い興味と関心を持ってもらうことができます。

また、問題提起→解決策とすると記事の構成が分かりやすいです。

⑤記事の概要

その記事にどんなことが書かれているか”が分かると、読者は自分の求めているものが記事にあるかどうかをすぐに判断することができます。

箇条書きで記事の内容を簡潔に説明しているブログは多いです。

リード文で使える具体的なコツ・テクニック

ここまでリード文の基本的な書き方と重要な要素について解説してきました。リード文の要素を5つ紹介しましたが、全て覚えているでしょうか?

記事のボリュームがかなりあるので、ブックマークしておくと実際にリード文を書く時に便利です。

次に、リード文で使える具体的なコツとテクニックを紹介します。

①短い文章で簡潔にまとめる

リード文が長いと本文を読む前に読者は疲れてしまいます。必要な情報を取捨選択し、“短い文章で簡潔にまとめる”ことが大事です。

長くても500文字以内にはまとめましょう。リード文は200〜300文字程度が一般的です。

②最初の一文に力を入れる

“最初の一文が最も重要”です。

というのも、最初の一文は、必ず読まれるからです。印象に残る一文を書いて読者の心を捉えましょう。

③数字をできるだけ入れる

“数字をできるだけ入れる”ことで記事の信頼性がぐっと上がり、読者の離脱率が下がります。統計やリサーチ情報などの外部リンクがあると、読者は、根拠がある事が分かり安心します。

具体例

海外のSEOの統計データによると3万人が〜と判明しました。

④装飾をして文章を見やすくする

ずっと文字ばかり書いてある文章って、長時間読んでいると疲れちゃいますよね。

“文章を装飾して見やすくする”ことで、読者の文章に対するハードルを下げます。

箇条書き

“箇条書きができるところは箇条書きにする”のがおすすめです。下の文は箇条書きですが、普通の文章より読みやすいかと思います。

  • リード文
  • 箇条書き
  • 読みやすい

吹き出し

リード文に“吹き出しがあると読みやすい”です。

参考書にイラストがあると、簡単に読めそうな気がしますよね。それと一緒です。吹き出しはWordPressのテーマでデフォルトで装備されているものもありますし、プラグインを使えば、誰でも簡単に作ることができます。

吹き出しがあると親近感が湧くメリットもあります。

囲い線

“文章を線で囲むことで視認性が上がり読みやすい”です。下の例文も囲い線があることで読みやすいと思います。

囲い線は、WordPressテーマごとに独自に入っていたり、CSSでカスタマイズして作成することも可能です。

リード文を最適化して最後まで読んでもらえる記事を目指そう

リード文とは、”記事冒頭の文章のこと”で、本文をスムーズに読んでもらうために、助走をつける役割があります。

ポイントを抑えて、最後まで読んでもらえるようなリード文を目指しましょう。

最後に、リード文の書き方を箇条書きでまとめています。

リード文の書き方まとめ
  1. タイトルとリード文の内容を一致させる
  2. 記事を読むメリットを伝える
  3. 結論を先に書く(読者が一番知りたいのは結論)
  4. 共感性(読者の共感・筆者の共感)
  5. 権威性(実績、ブランディング)
  6. 簡易性(簡単にできるアピール)
  7. 問題提起をする(問題提起→解決策)
  8. 記事の概要を書く(何が書いてあるか箇条書き)

毎回全ての要素をリード文に取り入れる必要はないです。読者のニーズに合わせて最適化しましょう。

目次