本記事では、トラックバックとは何か、WordPressで許可するべきか解説しています。
WordPress でトラックバックを許可することにはメリット・デメリットどちらもあるため、どうするか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、ほとんどのブログサービスでトラックバック機能が廃止されており、通知を受け取れない場合も多いため、無効化して問題ありません。
WordPressサポートフォーラムなどの情報を参考に、詳しく解説していきます。
トラックバックとは
外部のWebサイトから個人のブログ投稿へのリンクが作成されたときに送信される自動通知。
翻訳:Oxford Languages
WordPressの「トラックバックを許可」とは
WordPressのトラックバックを許可とは、自分のサイトへリンクが作成された時に送信される通知を許可することを意味します。
※外部のWebサイトが通知の設定をしていない場合、許可していても通知はきません。
ピンバック(Pingback)は、ハイパーリンクを設置したことを通知する仕組みです。
自分のブログにリンクが設置された際に通知を受け取ることができる機能と考えると分かりやすいです。
ピンバックとトラックバックの違い
トラックバック | 手動で作成しコンテンツの抜粋を送信 |
ピンバック | 自動化されていてコンテンツを送信しない |
参照:トラックバックとピンバック – サポートフォーラム – WordPress.org 日本語
ピンバックを設定するメリット・デメリット
メリット
- 同じトピックに興味があるブログやWebサイトを発見できる
- 他のブロガーやWebサイト所有者との会話に役立つ
デメリット
- スパマーによって悪用されるリスクがある
- トラックバックの処理でWebサイトの速度が低下することがある
WordPressでトラックバックは送信できる?
上記画像を見ると分かるように、ブロックエディターの投稿画面の表示オプションには、トラックバック送信の項目がありません。
ブロックエディターでトラックバック機能を使うためには、クラシックエディターのプラグインをインストールする必要があります。
送信する必要はある?
リンクを設定したことを他のサイトに通知することはスパムとして問題視されてきました。
わざわざプラグインをインストールしてまで設定する必要はないでしょう。
トラックバックの歴史
複数の大手ブログサービスでは、スパム増加と利用の減少を理由にトラックバック機能が廃止されました。
2011年 | 忍者ブログ、楽天ブログでトラックバックが廃止 |
2012年 | アメーバブログでトラックバックが廃止 |
2017年 | ライブドアブログ、gooブログ、Seesaaブログ、SSブログ(旧So-netブログ)でトラックバックが廃止 |
2019年 | ココログ、JUGEM、はてなダイアリーでトラックバックが廃止 |
ブログ別:トラックバックを拒否する方法
WordPressの場合
WordPressは、投稿設定のディスカッションで「ピンバックとトラックバックを許可しない」のチェックマークを外すことでトラックバックを拒否することができます。
FCブログの場合
FC2ブログの場合、コメント・トラックバックの管理に拒否設定があります。