WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)でブログを運営していると、スパムがコメント欄、問い合わせフォーム、アンケート機能、メーリングリスト、トラックバックなどに投稿され、サイトの様々な領域や機能に影響を与える可能性があります。
したがって、ブログにスパム対策のプラグインを導入することは、多くの場合、非常に有益です。
とはいえ、導入するべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、スパムはサイトにどんな影響を与えるのか、どのようなケースでスパム対策のプラグインが必要なのか、具体的にどんなプラグインがあるのかを順番に解説しています。
スパムはサイトにどんな影響を与えるか?
スパムは人工知能やスパムボットによって生成されることがあり、ブログの様々な機能にアクセスします。
スパムがウェブサイトに与える主な影響は、下記の通りです。
- スパムコメントが、サイトのプロフェッショナルな印象を損なう可能性がある
- トラックバックが、サイト訪問者にとってウェブサイトの信頼性を低下させる可能性がある
- アンケートフォームを設置している場合、偽の回答や不正な情報を提供することがありデータの品質を低下させる
スパムコメント:コメント欄に、内容とは関係のないメッセージや広告URLなどを書き込む行為。
トラックバック:他人のブログ記事に自信のブログへのリンクを作成する機能。
アクセス数が少ないうちは、スパムに困ることは少ないかもしれませんが、一般的にアクセス数が増えると、国内外問わずスパムが発生します。
コメント機能を導入するならスパム対策のプラグインは必須級
スパムはプラグインをインストールして使うことで簡単に対処できます。
冒頭で述べた通り、以下機能を使うのであればスパム対策のプラグインは導入した方がいいです。
- コメント欄
- 問い合わせフォーム
- アンケート機能
- メーリングリスト
- トラックバック
特に、コメント機能を利用する場合は、スパム対策は必須だと思います。
ほとんどのブログでコメント機能は、無効化することができますが、うまく活用することができればコミュニティを形成し、読者を獲得することができます。
そのため、プラグインを導入して、スパム対策をするのが最適な選択肢の一つと言えるでしょう。
スパム対策のプラグインはどのように機能するのか
スパム対策のプラグインは自動的に検知して除去することができるので、手動でスパムを管理する必要がなくなります。
スパム対策のプラグインは、CAPTCHAや認証コード、Akismet、reCAPTHAなどの機能を提供することができます。
これらの機能は、スパムボットが投稿できないようにするためのものであり、ブログのセキュリティを向上させることができます。
また、ブログの品質を向上し、ユーザー体験の質を改善することも可能です。
ただし、プラグインを使用する場合でも、自動的に完璧にスパムを除去できるわけではありません。
スパム対策のプラグインは、一般的に、フィルタリングアルゴリズムを使用してスパムを検出しますが、スパムの新しい形式や改良された方法に対応できない場合があります。
そのため、プラグインを使用する場合は信頼できる開発者から提供されているものを選択し、最新のバージョンに対応しているか確認することが重要です。
スパム対策で使えるプラグイン3選
Akismet Anti-Spam
WordPressの初期プラグインAkismet Anti-Spam (アンチスパム)が有名です。
日本語にも対応していて簡単に設定が可能ですが、商標利用で使うには、料金が発生します。
つまり、広告を掲載する場合は、料金を支払う必要があるということです。
前述した通り、ブログをどのように運営するかで利用するかどうか決めるのがよいでしょう。
詳しくは、下記記事をご覧ください。
Antispam Bee
スパム対策ができるプラグインは数多くありますが、Antispam Beeは完全無料でスパム対策ができます。
2023年に更新されていて、評価も4.8と高いです。
しかし、2023年3月7日時点で、フォームプラグインの保護(問い合わせのプラグイン)に対応していません。
また、日本語に対応していません。
必要に応じて、Google翻訳などを使い導入しましょう。
All In One WP Security & Firewall
All-In-One Security (AIOS) の評価も高いです。
オールインワンセキュリティで使いやすいと評判が良く、無料で多くのことができます。
実際に使ってみたところ、セキュリティーのゲージのようなものが表示されるので、直感的で分かりやすいです。