Google副社長であるミカエラ・ブロウニング氏が来日、AIの責任とセキュリティ対策について自民党の平井デジタル社会推進本部長と会談したと複数メディアで報道。
本記事では、このニュースについて詳しく解説しています。
Yahoo!ニュース | 【独自】Google副社長が自民議員と会談、生成AIの説明も「日本で信頼されるパートナーであり続けられるか」 IT大手の“日本詣で”続く(TBS NEWS DIG Powered by JNN) |
Google副社長が来日!AIの責任とセキュリティ対策について会談
以下、Google副社長ミカエラ・ブロウニング氏の発言を抜粋したものです。
We are looking forward to hearing from you how Google can continue to be a trusted partner in Japan and how we can work with you on the responsible development of AI and strengthening Japan cyber security.
Google が日本で信頼できるパートナーであり続ける方法と、AI の責任ある開発と日本のサイバー セキュリティの強化に関して、どのように協力できるかについて、皆様からのご連絡をお待ちしております。
Chat GPTなどの生成AIが議論になる中で、Google側からは
- データのチェックを常に行っている
- 利便性だけでなく正確性をより重視している
などの説明があったと報じられています。
具体的にどのような会談であったかは不明ですが、上記の発言からGoogleが回答を待っている状態だと考えられます。
ミカエラ・ブロウニングはどんな人物?
Google 副社長のMichaela Browning(ミカエラ・ブラウニング)氏は、アジア太平洋地域(APAC)の政府問題および公共政策を担当しています。
モナッシュ大学で経済学の学士号と外交貿易の修士号を取得、日本と日本語に重点を置いているとのことです。
参照:Australia Japan Business Co-operation Committee | Michaela Browning,Youtube
Googleの対話型AIとは?
Googleが開発中のBard(バルド)は、言語モデルLamaDa(ラムダ)を搭載した実験的な会話型AIサービス。
日本からもアクセス可能です。
※記事執筆時点では英語のみ
AIの責任とセキュリティ対策について
AIは人間のように文章を生成したり、仕事をこなすことができます。
しかし、AIが引き起こす問題についての責任の所在が明確ではないため、問題が生じています。
また、AIを使用したハッキングなどの問題も顕在化しています。
世界的には、AIと人間が共存する方向で話が進んでいますが、ヨーロッパの一部の国では保守的な立場を取っているため、AIに対する懸念が高まっています。そのため、AIのセキュリティ対策がますます必要とされています。
Google副社長が来日した背景
日本は新しいテクノロジーが浸透しやすいことから、生成AIの潜在的な成長市場において重要な立ち位置であると言われています。
そのため、AIを開発するアメリカのテック企業の代表が直近に来日。
連日報道されています。
2023年4月10日 | Open AI のCEOサム・アルトマン氏が来日 |
2023年4月21日 | 米マイクロソフトのブラッド・スミス副会長が来日 |