この記事は、WordPressテーマ「SWELL」は最新バージョンでどう変わったかユーザー目線で解説しています。
直近のアップデート内容も詳しく紹介しているので、SWELLの最新機能が知りたい方や、導入を考えている方の参考になれば幸いです。
【SWELL】最新バージョン
2.8.0でセルのタグtdとthが切り替え可能に
- WordPress6.4への事前対応
- テーブルブロックでセルのタグを切り替え可能に(縦一列目を強調する設定が廃止)
- テーマ内のTwitterのデフォルトアイコンが𝕏に変更
セルのタグtdとthが切り替え可能になりました。
th | table headerの略 | 表の見出しやタイトルとなるヘッダセルを作成するタグ セルの内容がデータに対する見出しの場合に使用 |
td | table dataの略 | テーブルセルの内容を指定するタグ セルの内容がデータの場合に使用 |
テーブルの細かいカスタマイズができるようになりました。
タグを変更することで、クローラーに対してより適切な情報を伝えることができるようになったと言えそうです。
2.7.9でPR表記が実装
最新バージョン2.7.9でPR表記が実装。
カスタマイザー、各種編集ページでPR表記を簡単に追加できるようになりました。
カスタマイズを開くと投稿・固定ページ「タイトル」下にPR表記が追加されており、表示タイプを「大」と「小」から選ぶことができるようになっています。
- 日付の下(投稿)
- 記事冒頭(投稿、固定、カテゴリー、タグページ)
にPR表記を追加することができます。
表示するテキストもカスタマイズから変更可能です。
編集画面の右サイドバー「アイキャッチ画像」の下に追加されており、記事ごとに設定できるので便利です。
バージョン2.7.8.1〜2.7.8.4はマイナーアップデート
直近のアップデート(2.7.8.1〜2.7.8.4)はマイナーアップデートです。
- 関連記事ブロックで文字化けしやすくなっていたバグ
- 上部固定のツールバーが使用できなくなったバグ
- ボタンブロックの計測機能をONにした状態で再利用ブロックへコピーするとONのまま使用できてしまい、それにより予期せぬ不具合が発生していたバグ
などが修正されました。
WordPress6.3で画像ブロックの表示比率が崩れる不具合は、6.3で画像の比率を調整する機能が増えたことが原因のようです。
再利用ブロックメニューの名称が「パターン」に変更されています。
再利用ブロックは、同期パターンと呼ばれるようになりました。同期パターンは、再利用ブロックとまったく同じように動作します。
だそうです。
ちなみにパターン(旧再利用ブロック)は数値や著者情報などを一括で変更できるので便利です。
パターンの作成は、左上の
から作成可能。「/(スラッシュ)sa 」と入力すると再利用ブロックを簡単に呼び出すことができます。
- パターンの管理(WordPressの管理画面に遷移)
- パターンの引き離し
で作業効率が上がります。
バージョン 2.7.5でテーブルセルの結合・分割が可能に
セルが簡単に結合できるようになりました! | テーブル1列目の横幅の設定も可能 | |
プラグインも不要 | テーブル全体のフォントサイズも変更可能 |
さらに、文中の一部テキストのフォントサイズを自由に変更できるようになりました。
テーブルのセルをWordPress内で結合できるのは、かなり便利です。
参照:【SWELL – ver. 2.7.5 アップデート情報】 | WordPressテーマ SWELL
バージョン 2.7.4でWordPress6.2に事前対応
主な変更点を箇条書きでまとめました。
- 高速化設定のPrefetch処理を調整し、よりネットワーク負荷が軽減するように改善
- SWELLブロックをブロックインサーターの上部で表示するように変更
- WordPress6.2 への事前対応
1.Prefetch(プリフェッチ)はCPUがデータをあらかじめキャッシュメモリに呼び出しておく機能です。
2.ブロックインサーターの上部で表示というのは、WordPressのブロック機能でなくSWELL独自のブロックが優先されて表示されるようになったということです。 ※下記画像参照
3.WordPress6.2がリリースされる前に不具合が起きないよう事前に対応しているという意味だと思います。ありがたいですね
他は、細かい仕様変更がほとんどですが、引用ブロック系のスタイルが微調整されたようです。
参照:【SWELL – ver. 2.7.4 アップデート情報】 | WordPressテーマ SWELL
バージョン 2.7.3のアップデートが最高だった件
主なアップデート内容は以下5つです。
- アイコンピッカーのリニューアル
- インラインアイコン機能を実装
- SWELL内蔵の各アイコンを全てリニューアル
- 目次機能を強化
- HTML挿入ショートコードを実装
それぞれ使い方と見本を紹介します。
1.アイコンピッカーのリニューアル
最新バージョンでは、ボタンなどに使えるアイコンがリニューアル。カテゴリ分けされたことで、目的のアイコンが簡単に探せるようになりました。
アイコンのサイズが変更可能に!
以前はアイコンのサイズが変更できませんでしたが、最新バージョンではサイズが変更できるようになりました。
アイコンがカテゴリ分けされて選びやすくなった
以前のバージョンでは目的のアイコンを探すのに正直苦労しましたが、最新バージョンでは簡単に探せるようになっています。
アイコンの太さまで変更できるようになった
さらに、最新バージョンでは一部アイコンの太さを「Fill、Regular、Thin」で選べるようになりました。
\ 可愛いボタンが簡単に作れます /
2.インラインアイコン機能を実装
インライン、つまり文章中にアイコンを入れることができます。
こんな感じで使えます→
ボタンの中にアイコンを入れることもできます。
3.SWELL内蔵の各アイコンを全てリニューアル
今回のアップデートに伴い、各アイコンが全てリニューアル。
具体的は、更新日のアイコンなどが洗練されたデザインになっています。
4.目次機能が強化
目次機能が大幅に追加されています。
- 投稿ごとに目次抽出対象を選択可能
- ページを分割している場合に目次に前後ページのリンクが追加
- 目次が長くなった場合の省略表示機能を追加
それぞれ紹介していきます。
投稿ごとに目次抽出対象を選択可能(見出しタグH5まで拡張)
元々投稿ごとに目次を表示したり非表示にすることはできましたが、さらに細かく調整できるようになりました。
投稿ごとにH2、H3、H4、H5どこまで表示するか選択可能です。
設定方法
↑H5です
- 投稿画面の右側で「投稿」を選択
- 下にスクロール
- 目次抽出対象から選択
ページを分割している場合に目次に前後ページのリンクが追加
このページを分割すると、上記画像のようにできます。
※現在はもっと見る表示
設定方法
目次に前後ページのリンクを追加する手順は下記の通りです。
- ブロックでページ区切りを使用(/pageと入力するとブロック利用可能)
- 記事を2つに分ける
- 目次に「次のページへ」が自動で表示
目次が長くなった場合の省略表示機能を追加
まとめ記事などは目次が長くなりがちですが、今回のアップデートで目次の省略機能が追加されました。
目次が折りたためるようになったことで、ユーザーのスクロールする時間が短くなるので、サイトによってはユーザビリティが上がるでしょう。
設定方法
目次表示省略表示機能の設定手順は、下記の通りです。
- カスタマイザー
- 投稿固定ページ
- 目次
5.HTML挿入ショートコードを実装
HTML挿入ショートコードが実装されました。
バージョン 2.7.1.1でさらに進化!使い方&見本
SWELLバージョン2.7.1.1についてご紹介。
追加された内容は以下です。
関連記事に「スリム」スタイルが登場
以下使い方です。
- /post と入力(もしくは+マークから関連記事を呼び出す)
- 関連記事を選択
- リンク先を設定するをクリックし「スリム」を選択
- デフォルト
- スリム
- テキスト
ページタイトルの上書きが可能です。アイコンも2種類から選べます。
以下見本です。
関連記事|デフォルト
関連記事|スリム NEW!
関連記事|テキスト
カテゴリーページのインナーリンクが設定可能に
カテゴリーページのインナーリンク(内部リンク)が設定可能になりました。
▼当サイトメインカテゴリ
外部リンクも別タブ設定が可能に
外部リンクも別タブ設定が可能になりました。
SWELL|関連記事
SWELLの関連記事です。
修正された不具合
ver.2.7.3.2で修正された不具合
一部不具合が発生しましたが、ver.2.7.3.2のアップデートで修正されています。
ver.2.7.4で修正された不具合
- カテゴリーリストブロックのエディター表示が大きく崩れていた不具合が修正。
- 各ブロックでのline-height設定がエディター側でのみ適用されないコアの不具合へ対応。
- 公開日と更新日が同じ時でも、どちらも表示されてしまっていた不具合が修正。
- カテゴリーとタクソノミーが両方設定されている記事で、カテゴリーが2重表示されてしまっていた不具合が修正。
- 記事下エリアを遅延読み込みしている場合にサブループが複数あるとループがおかしくなる不具合が修正。