本記事では、WordPressテーマ「SWELL」を2年半使った本音と、おすすめする理由を7つ紹介しています。
数あるWordPressテーマの中でもブロガーから人気が高いSWELL。「正直どう?」「機能やデザインはいい?」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、SWELLは、“ブログやシンプルなWebサイトを作成するのに、最も優れたWordPressテーマのひとつ”です。
具体的な機能やデザインに触れながら紹介していくので、あなたが「SWELL」を使うべきかどうか分かるはずです。
SWELLとは
SWELLは、“シンプル美と機能性を両立させ、圧倒的な使い心地を追求するWordPressテーマ”です。
「追求する」というキャッチコピー通り、日々アップデートで進化していくSWELLがブログやサイトのデザイン・機能を拡張してくれます。
商品名 | WordPressテーマ SWELL |
リリース日 | 2019年3月10日 |
販売元 | 株式会社LOOS |
価格 | 17,600円(税込) |
対応ブラウザ | Edge / Chrome / Firefox / Safari (各最新版) |
決済方法 | クレジットカードのみ(VISA/Master/AMEX/JCB) |
支払いは一度限りで買い切りです。一度買うとひとつのサイトだけでなく、WordPress.orgで作成する全てのサイトで導入できます。
月額や年額でサブスクタイプのWordPressテーマも多いので、良心的と言えるでしょう。
開発者は了さん
SWELLの生みの親は、元フリーランスエンジニアで株式会社LOOS代表取締役の了さん。noteでは「WEB屋」と自称していますが、WordPressテーマだけでなく数多くのプラグインを開発しています。
参照:了|note
開発したプラグインの例
了さんが共同開発したプラグインのひとつ「Useful Blocks」 は、おしゃれなデザインが簡単に作成可能な無料でも使えるプラグインです。
販売元は株式会社LOOS
SWELLの販売元は、株式会社LOOS。
大阪の小さな会社で、WordPressのテーマやプラグインの開発、販売をしています。
参照:株式会社LOOS
SWELLをおすすめする7つの理由
SWELLがおすすめできる理由を7つご紹介します。
①ブロックエディター「Gutenberg」に完全対応
SWELLの魅力のひとつは、“最新のブロックエディター『Gutenberg』に完全対応“していることです。
Gutenbergとは、WordPress5.0から標準搭載になったエディターのこと。
以前は、クラシックエディター(HTMLやCSSの知識が必要)でした。
ブロックを用いて、直感的に文章や画像を設置できるので、誰でも簡単に操作ができます。
他のWordPressテーマだと一部機能が有料だったり対応していない機能もありますが、SWELLは全ての機能が購入代金に含まれています。
これにより”直感的な操作が可能“なので、CSS、HTML、PHPなどのプログラミングに関する知識が必要ありません。
②アップデートが頻繁にある
開発者の了さんが日夜WordPressを研究しているので、頻繁にアップデートがあります。
“不具合の改善が早く、新しい機能が使えるようになる“のもSWELLの魅力です。
追加された機能を見る。
③専用ブロックで使いやすく直感的な操作が可能

「プログラミングとか全然分からない」という場合もSWELLなら全く問題ありません。
“SWELL専用のブロックで直感的な操作”ができます。
ブログを書く作業だけに集中できるので、CSSなどのコードで悩む必要がないのがいいです。
\ こんなボタンも簡単に作れます/
④SWELL利用者限定のフォーラム
SWELLを購入すると、“利用者限定のフォーラムが使える“ようになります。
- 質問
- 不具合報告
- 要望
何か困ったことがあった時に相談ができる場所があるのは大きいです。
フォーラムで質問や相談をすると、SWELLユーザーもしくは、開発者である了さん本人が回答してくれます。
⑤他のWordPressテーマからの移行が楽
SWELLは、人気の無料テーマ「Cocoon」とも業務提携しています。
“乗り換えサポート用プラグインが用意されている”ので、テーマの移行がスムーズにできます。
- Cocoon
- AFFINGER5
- JIN
- SANGO
- THE THOR
⑥デフォルトで搭載されている機能が素晴らしい
有料WordPressテーマは機能を拡張するために別途プラグインが必要なことも多いですが、SWELLはデフォルトで搭載されている機能が抜群に使いやすいので、別途有料プラグインを導入する必要がありません。
特にテーブルは抜群に使いやすく、一度使ったら戻れません。
▼2022年3月31日、テーブルが大幅に進化しました。

▼2022年4月20日、ボックスメニューが追加されました。

⑦不具合で困ることが少ない
SWELLは使用していて不具合で困ることがほぼありません。
理由は以下4点です。
- ユーザー数が多くネット上に情報がたくさんある
- 解決できない場合は専用フォーラムで質問できる
- WordPressの設定画面が分かりやすいのでそもそも調べる必要がほぼない
- 仮に何か不具合が起きた場合もアップデートの対応が早い
▼2022年12月14日最新バージョン公開

SWELLのデザインはどう?
ここまでは、機能面を紹介してきました。
ここからは、SWELLのデザイン性について紹介していきます。
①シンプルでおしゃれ
“SWELLはインストールして立ち上げた瞬間、SWELLの世界観”に惹き込まれます。
多くのWordPressテーマは、導入した後に何をすればよいのかぱっと見た時に分かりづらいです。
SWELLは、“何もしなくてもすでにおしゃれなデザイン”がそこにあります。
初心者でもデザインで失敗しないのは嬉しいですよね。「これなら自分でも作れそう」と直感的に思わせてくれる魅力があります。
初めてインストールした時の高揚感は今でも忘れません。
②美しいピックアップバナー

トップ下に表示できる“ピックアップバナーが非常に美しい”です。
ピックアップバナーは、スライダーで動くようにも設定できるので、すぐにおしゃれなサイトが作れます。
当サイトの場合は、明るさを抑える設定し画像下に文字を設定していますが、細かい調整も簡単に可能です。
デザインのカスタマイズも楽々とできちゃいます。
③サイトトップに動画を表示できる
SWELLの公式サイトをご覧頂くと驚くと思いますが、“トップ画面いっぱいに動画を表示することも可能”です。
個性的なブログやサイトを作ることもできます。
SWELLはSEOに強い?
SWELLのSEO対策はどうか?
SEOとは検索エンジン最適化を意味する専門用語。
スマホ表示に最適化されていたり、表示速度が速いなどユーザーにとって利便性が高いサイトほど検索エンジンから評価されるため、最適化されているWordPressテーマはSEOに強いと表現されることが多いです。
高速化機能でページの表示速度が早い
SWELLには以下機能がデフォルトで搭載されているため、SEOに強いと言えるでしょう。
- 高速化機能でページの表示速度がかなり早い
- キャッシュ機能
- ファイルの読み込み
- 遅延読み込み機能
- ページ遷移高速化
- パンくずリストが標準で装備
- レスポンシブ対応でデバイス(PC、スマホ、タブレット)に合わせてレイアウトを最適化
- SNSシェアボタン標準装備で拡散力がある
2〜4は対応しているWordPressテーマが多いので、気になるのはページの表示速度。
2021年8月、WordPress高速化・保守管理の専門サービス「スキルシェア」と顧問契約を結んだことで、高速化が進みました。

上記画像の通り、Google提供の表示速度を測定するツール「PageSpeed Insights」でモバイルのSEOスコア100を獲得することも可能です。
90 〜 100 | 早い |
50 〜 89 | 普通 |
0 〜 49 | 遅い |
WordPressテーマのSEO対策には限界がある
とはいえ、SEOに強いと言われているWordPressテーマを使ったからといって、必ずしも検索上位に表示できるわけではありません。
コンテンツが重要であることには変わりがないので、過度に期待するのはおすすめしません。
SWELLを選ぶメリット・デメリット
SWELLを選ぶメリットだけでなくデメリットも紹介します。
メリット
SWELLを選ぶメリットを4つまとめました。
- シンプルでおしゃれなデザインが簡単に作れる
- ブロックエディター完全対応で操作性が抜群なので、作業効率が上がる
- プログラミングの知識が不要なので、誰でも簡単に使える
- 使用しているブロガーが多いので、情報共有がしやすい
メリットについてはここまで十分に触れてきたので、説明は割愛します。
デメリット
SWELLを選ぶデメリットは以下2点です。
- 一部プラグインが非推奨(動作保証していない)
- 有料のWordPressテーマの中では高価格
1.一部プラグインが非推奨
元々他のWordPressテーマを使っているという方は、少し戸惑うかもしれません。
推奨されていないプラグインは以下です。
- Gutenberg
- WooCommerce
- Elementorなどのページビルダー系プラグイン
- 多機能なブロック拡張プラグイン
- 高速化系プラグインで相性の悪いもの
- Flying Scripts
- Autoptimize
- Async JavaScript
- SWELLの標準機能と被っているもの
- Table of Contents Plus
- RTOC
- Lazy Load
- Speech bubble(公開停止)
これらのプラグイン今現在使っていて「必ず使いたい」という人にはおすすめできません。
筆者は上記のプラグインのほぼ全てを他運営サイトで実際に使ったことがありますが、機能が多いプラグインほど重かったり、使いづらかったりするため、ページスピードが落ちる原因になっています。
つまり、プラグインを使うと様々な機能を追加できるので便利ですが、その分エラーや不具合が起きやすくなるということです。
“SWELLは特別なプラグインを導入しなくても快適に使える”ので、どんな方でも使いやすいです。
2.有料WordPressテーマの中では高価格
SWELLの価格は、17,600円(税込)と有料WordPressテーマの中では高価格帯です。
しかし、機能を拡張するために別途有料プラグインを買う必要がないので、“コストパフォーマンスに優れている”と言えるでしょう。
また、有料WordPressテーマは1万円〜2万円くらいが相場で特別高いというわけではありません。また、ライセンス制限がなく複数サイトで使うことが可能です。
買い切りで一度買えばずっと使えるので、家電を買うのと違い、壊れて使えなくなる心配がありません。
SWELLを2年半使ったレビューまとめ
SWELLを2年半使ったレビューを表にまとめました。
評価項目 | 評価 | レビュー |
---|---|---|
デザイン | シンプルで統一感がある | |
操作性 | 非常に快適。ストレスがない | |
カスタマイズの自由度 | 一部プラグイン非推奨 | |
サポート | 専用フォーラムあり | |
アップデートの頻度 | 頻繁にある | |
価格 | 高価格だが長期的な目線でコスパ◎ | |
総合評価 | 最も優れたWordPressテーマのひとつ |
SWELLは、“シンプルなデザイン性が美しく、操作性が抜群にいい”です。
特におすすめする点は以下です。
- デザインがいいことで、ブログを書くモチベーションが上がる
- 快適すぎる操作性のおかげで、投稿までの時間が大幅に短縮
- 結果的にブログで収益化しやすい
「本当に出会えて良かった」と感じるWordPressテーマです。
元々“プログラミングの知識がほぼない自分が、不自由なくブログを継続できている”のはSWELLのおかげと言っても過言ではありません。
- 初めて有料でWordPressテーマを選ぶ人
- 他のWordPressテーマを使って使いにくいと感じている人
- WordPressテーマを色々買うのが好きという人
個人的な決め手は“快適な操作性”でした。
SWELLについてよくある質問
SWELLについてよくある質問をまとめています。
- SWELLに割引やキャンペーンはある?
-
販売開始初期の頃はありましたが、2020年1月3日以降キャンペーンは行われていません。
- SWELLのアフィリエイトはある?
-
独自システムによるアフィリエイトは、2021年11月30日に終了しました。現在、ASP経由のクローズド案件として利用可能です。
※クローズド案件とは特別な登録をしない見れない案件のこと
- 自己アフィリエイト(セルフバック)はできる?
-
いわゆる自己アフィリエイト(セルフバック)など、本人購入による割引は一切ありません。
SWELL公式サイトから購入後、会員サイトのマイページからASPと提携し、紹介することが可能です。
- SWELLに購入特典はある?
-
ありません。
アフィリエイトで購入者へ特典を提供する行為は、SWELLの利用規約で禁止されています。
- SWELLは公式サイト以外で買うメリットはある?
-
ありません。
公式サイト以外で購入するとSWELL本体のアップデートができないので注意しましょう。
- コーポレートサイトでも使える?
-
はい。コーポレートサイトでも使用可能です。
ただし、SWELL公式サイトでWooCommerceなどのEC系のプラグインは基本的に対応(動作保証)していないと記載があることから、ECサイトを作りたいという場合は検討の余地があるでしょう。
※全く使えないというわけではありませんが、自身でカスタマイズが必要です。
- 購入後にサポートはしてもらえる?
-
購入者が利用できる SWELLユーザー専用のフォーラムサイトがあります。
あくまでも開発者によるサービス対応で、質問の解決が保障されているわけではありませんが、製品に関する質問であれば、基本的には開発者やユーザーから回答がもらえます。
※海外からフォーラムサイトを利用する際は、セキュリティ上の理由により、VPNでの接続が必要となる場合があるのでご注意ください。
※本記事は、画像を除き全てSWELLデフォルトで使える機能を使って作成しています。
※購入前に、公式サイトで動作環境、利用規約のご確認をお願いいたします。