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ドメインパワーが上がらない場合の対処法9選

「ドメインパワーが0から全然上がらない」「どうやったら上がる?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、筆者の経験やGoogleのガイドラインを参考に「ドメインパワーが上がらない場合の対処法を9つ」を紹介していきます。

目次

ドメインパワーとは?

出典:パワーランク測定結果|アクセスSEO対策ツールズ(2023/9時点)

そもそもドメインパワーとは何か?

ドメインパワーとは、検索エンジンがサイトをどの程度評価しているか、サイトの信頼性を数値化したものです。

例えば、同じコンテンツを別サイトでも同時に公開した場合、数値が高いほど検索上位に表示されやすくなります。

※重複コンテンツとして認識される可能性があるため、実際にはやらない方がいいです

歴史

1998年ページランク発明
2013年ツールバー上のページランクの更新を停止
2016年公開を完全に停止
ページランク(PageRank)の歴史

元々Googleには、ページランク(PageRank)が存在しました。

ページランクとは、WEBページの重要度を決定するためのアルゴリズムのこと。

WEBページのGoogleからの評価を「0〜10」の数字で確認ができる指標で、検索上位に表示されるページは、ページランクが高い傾向にありました。

当時、「トップページのページランクが高い」=「ドメインパワーが強い」という風潮があったそうです。

残念ながら、2016年にページランクは廃止されてしまいましたが、現在もWEBページの重要度を決めるためのアルゴリズムとして機能していると言われています。

そのためドメインパワーは、今でもSEOで重要の要素のひとつとして考えられています。

ドメインパワーの現状

Googleのページランクがなくなったことで、外部のツールを使って計測しているというのが現状です。

ツールにより呼び方は、ドメインパワー、DR、DOMAINAUTHORITYなどそれぞれ異なります。

Webクローラーが巡回する頻度、計算方法が違うため、表示されるドメインパワーの数字が違うというわけです。

具体的なツールについては後述しています。

ドメインパワーを上げるメリット

  • 検索結果での露出が増える
  • 新規コンテンツのインデックス速度が速くなる
  • 難易度が高いキーワードでも上位表示しやすくなる

ドメインパワーが上がらない場合の対処法9選

「ドメインパワーを0から上げるには何をするべきか?」

ドメインパワーが上がらない時の対処法9選
  1. コンテンツの質を上げる
    1. 専門性を高める
    2. 権威性を高める
    3. 信頼性を高める
  2. 更新頻度を上げる
  3. 良質な被リンクを獲得する
  4. アクセス数を増やす
  5. サイトのUIやデザインを見直す
  6. サイトを長く運営する
  7. ドメインをSSL化する
  8. パーマリンクを最適化する
  9. ユーザーのニーズを把握する

それぞれ順番に紹介していきます。

1.コンテンツの質を上げる

ユーザー体験が向上する質の高い記事を投稿することは、ドメインパワーを上げる王道の方法と言えるでしょう。

質の高い記事ほど自然と拡散されやすく、被リンクを獲得できるチャンスが広がるからです。

とはいえ、「具体的にコンテンツの質を上げるためには何ができる?」と考えている方も多いはずです。世界中のコンテンツの質を正しく評価することは困難ですよね。

一般的に、「読者の離脱率が低く、最後まで読まれる記事はコンテンツの質が高い」と言われています。

そのために、まずは記事構成をしっかりと作ることが必要です。リード文で記事を読むのをやめる読者が多ければ、その記事はいつまでたっても評価されません。

専門性を高める

GoogleのSEOスターターガイドでは、専門性を高めることがサイトの質を向上させると明言されています。

例えばkima blogの場合、複数サイト運営し、SEOを研究していることが権威性となります。

最初から誰もが高い専門性を持っているわけではありません。

サイトのテーマを絞って記事の専門性を高めることで、コンテンツの質が評価されやすくなると言えるでしょう。

権威性を高める

権威性を高めるためには、そのトピックの専門家に記事を書いてもらうか監修してもらうのが手っ取り早いです。

とはいえ、「外注は考えていない」「自分は専門家ではない」と考える人も多いのではないでしょうか。

そんな場合は、その記事の信頼性を高めることが重要です。

信頼性を高める

「どのようにして記事への信頼性を高めるのか?」

効果的なリンクテキストを記述することが重要だとSEOスターターガイドで紹介されています。

まずは以下3点を明確に示すことが重要です。

  • サイトの運営者
  • コンテンツの提供者
  • サイトの目的

特に、医療や金融など専門知識が必要なジャンルは、より信頼性が求められます。

2.良質な被リンクを獲得する

ドメインパワーを上げる方法として効果的なのが、被リンク(外部サイトから自分のサイトへ向けられたリンク)を獲得することです。

とはいえ、自然に被リンクを獲得するのはなかなか難しいですよね。

そこで、被リンク効果があると言われているサイトに登録し、実際に検証しました。

結論から言うと、関連性の高いサイトからのリンク、ドメインパワーが高いサイトからの被リンクが最もドメインパワーの上昇に効果的でした。

被リンク効果を検証
  1. note(無料ブログサービス)
    • 現在nofollowのため、直接的な効果はない
    • 記事からの流入で間接的な効果は期待できる
  2. HTML名刺(自己紹介の名刺を作れるサービス)
    • 別サイトで検証(現在nofollowのため、直接的な効果はない)
    • 記事からの流入で間接的な効果は期待できる
  3. パワーランキングに登録
    • 被リンク獲得、効果あり
  4. Blog Mapに登録
    • 現在nofollowのため直接的な効果はない
    • 記事からの流入で間接的な効果は期待できる
  5. lit.link
    • 現在nofollowのため、直接的な効果はない
    • 流入で間接的な効果は期待できる
  6. 被リンク企画
    • ①被リンク企画に参加。関連性が高い記事で効果あり
    • ②記事紹介企画に参加。nofollowのため被リンク効果ゼロ
    • ③被リンク企画に参加。効果は不明
  7. 企業からのリンク
    • ASP登録、コンテストへ参加しリンクを獲得
    • ドメインパワーが高い企業からの被リンクで効果大

被リンクの注意点

自然な被リンクでない場合、Googleウェブマスター向けのガイドラインへの違反となりペナルティーをもらう可能性があります。

「具体的にどんなリンクがペナルティーになるのか?」

違反となるリンク
  • リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
  • リンクに関して物品やサービスをやり取りする
  • 特定の商品について記載しリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を「無料」で送る

サイトのランキングを操作する目的のリンクの購入などはやめましょう。

参照:リンク プログラム  |  検索セントラル  |  Google Developers

3.アクセス数を増やす

アクセスが多いサイトは、検索エンジンから評価がされやすいです。

これは、アクセスがほとんどないサイトは、ユーザーの役に立っているのか判断が難しいからだと考えられます。

アクセスが少ない場合は、検索からの流入だけでなく、SNSや外部サイトからもブログを読んでもらえるよう工夫するといいでしょう。

4.サイトのデザイン・UIにこだわる

サイトのデザインとUI(ユーザーインターフェース)を直すことも重要です。

ユーザーが「使いにくい」と感じる場合、サイトから離脱する可能性が上がるからです。

AI(人工知能)による生成AIの普及で、誰でも文字を量産することができるようになりました。

分かりやすい画像を記事に挿入するのは、今求められていることです。

5.サイトを長く運営する

ドメインパワーはサイトの運営期間が長いと上がると記載されています。

当サイトは、一時期サイトを数ヶ月放置していただけでドメインパワーが0から4.7に上昇していました。

立ち上げたばかりのサイトは、記事が読まれず評価されづらいです。ドメインパワーが0からずっと上がらないという場合も焦る必要はないでしょう。

6.正確で最新の情報を提供する

パワーランクチェックツールなど更新性を独自に評価しているツールもあります。

以前、サイトを放置していた時にドメインパワーが下がった経験が何度もあります。

必要があれば記事をリライトして、読者に最新で正確な情報を提供することが重要です。

7.ドメインをSSL化する

SSL化によりインターネット上の通信が暗号化されます。

暗号化されていないサイトは、「この記事は保護されていません」などの表記が警告として出るため、読者が離脱するきっかけになります。

SSL化することで、間接的にドメインパワーの上昇が期待できると言えるでしょう。

8.パーマリンクを最適化する

ドメインパワーが上がらない原因のひとつは、パーマリンクを最適化していないことです。

特にパーマリンクを日本語のままにしているケースが多いので、英語に変えましょう。日本語だとURLが数字と%で文字化けするため、リンクがクリックされづらいです。

パーマリンクを最適化することでクリック率が上がるため、間接的にドメインパワーの上昇が期待できます。

詳しくは、シンプルなURL構造を維持するをご参照ください。

URLを変えた場合はリダイレクトを忘れないようにしましょう。

9.ユーザーが求めている情報を提供する

ユーザは記事のタイトルを見てその記事を読むかどうか判断します。

つまり、大前提として記事を開いたユーザーが求めている情報が書かれていることが重要です。

また、関連する記事もユーザーが知りたい情報が望ましいです。

ユーザーのニーズを把握してサイトを構成しましょう。

ドメインパワーを無料で調べる方法

運営しているサイトのドメインパワーを知りたいという方は、以下のツールをお試しください。

ドメインパワーを調べることができるツール

» パワーランクチェックツール
登録不要ですぐにチェックできますが、未会員だと利用回数に制限があります。

» Free Backlink Checker by Ahrefs: Check Backlinks to Any Site
こちらも無料で使えます。
有料だと被リンクの詳細が分かります。専門的に分析したい場合は利用を検討してください。

サイトのドメインをコピー&ペーストするだけで、簡単にサイトのドメインパワーを計測できます。

ツールによって結果が異なります。個人的な体感としては、パワーランクチェックツールの方がドメインパワーが変動しやすいです。

Ahrefsは被リンクデータが15分ごとに更新されるので、企業サイトなども活用しています。

まとめ

最後に、ドメインパワーを上げる方法を箇条書きでまとめています。「ドメインパワーが上がらない」という人は以下の方法をお試しください。

ドメインパワーが上がらない時の対処法9選
  1. コンテンツの質を上げる
    1. 専門性を高める
    2. 権威性を高める
    3. 信頼性を高める
  2. 良質な被リンクを獲得する
  3. アクセス数を増やす
  4. サイトのデザイン・UIにこだわる
  5. サイトを長く運営する
  6. 最新で正確な情報を提供する
  7. ドメインをSSL化する
  8. パーマリンクを最適化する
  9. ユーザーが求めている情報を提供する

※ドメインパワーが高くても、コンテンツの質やユーザーのニーズが満たされてなければ、検索上位で表示されない可能性があります。

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