これからブログを始めようと考えている方で、「サービスがたくさんあってどれを選べばいいのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2022年人気のブログサービスを種類別に紹介。おすすめを4つ厳選しています。
無料ブログ、有料ブログとの違い、それぞれのメリット・デメリットも解説しているので、目的・用途に合うサービスでブログを始めることができるはずです。
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ブログとは?
そもそもブログとは何か?
ブログは、インターネット上で公開されている日記形式のWebページの総称です。
1990年代後半に「Web log(ウェブログ)」という言葉が初めて使われ、その後「ウェブログ」「ウィーブログ」、最終的に「ブログ」となりました
最近は個人だけでなく企業のブログも増えました。役割は日々変化していると言えるでしょう。
ブログの始め方|大まかな流れ

ブログはどのように始めるか?大まかな流れは以下の通りです。
- ブログサービスを選ぶ
- アカウント登録(レンタルサーバー、ドメインの契約) ※必要な場合
- ブログ管理システム(CMS)をインストール ※必要な場合
- 記事を書いて公開
無料ブログと有料ブログの違い
ブログサービスを選ぶ前に無料ブログと有料ブログの違いを解説します。
無料ブログと有料ブログの最も大きな違いは“ブログの所有権”です。
無料ブログはあくまでもサービス内のブログという位置付けです。完全に自分のブログというわけではありません。
専門的な話になるので詳しくは省きますが、無料ブログでは独自ドメイン(自分の住所のようなもの)を持てません。
無料 | 有料 | |
---|---|---|
例 | Amebaブログなど | WordPressなど |
費用 | 月額1,000円程度 (サーバー、ドメイン代) | |
ドメイン | サブドメイン/サブディレクトリ | 独自ドメイン |
集客方法 | ブログサービスのコミュニティー | (検索エンジン)検索エンジン |
デザイン | テンプレートが少ない | テーマ、プラグインの導入で自由度が高い |
収益化 | 制限あり | 制限なし |
具体的なサービス | 詳細 | 詳細 |
無料ブログのメリット・デメリット
メリット
- 費用がかからないので始めやすい
- 同じコミュニティーの読者が記事を読んでくれやすい
- コミュニティーを活用することでSNSと似たような感じで他のブロガーと繋がることが可能
デメリット
- 完全に自分のブログを持てるというわけではない
- 検索エンジンからの流入が期待できない
- サービスが突然終了してしまうリスク
- デザインのテンプレートが少なく機能の拡張性が乏しい
有料ブログのメリット・デメリット
メリット
- 独自ドメイン(自分の住所のようなもの)を持てる
- 検索エンジンからの流入を狙いやすい
- プラグイン(スマホのアプリのようなもの)を使うことで機能を自由に拡張可能
デメリット
- 短期的には読者を獲得しづらい
- オープンソフトウェアで開発されているCMSはアップデートでの不具合やプラグインとの相性などの問題がある
「自分で調べるのは苦手」という場合、オープンソース型のブログは管理がやや難しいかもしれません。
①ブログサービスを選ぶ
それでは、ブログを作成サービスを選びましょう。
2022年人気があるブログサービスは以下です。
レンタルブログサービス
知名度が高い日本のレンタルブログサービスをまとめました。
どれも基本無料でブログを作成可能です。
Amebaブログ | はてなブログ | FC2ブログ | note | |
---|---|---|---|---|
特徴 | 国内最大 Ameba独自のコミュニティ | はてな独自のコミュニティ 独自ドメインの取得可能 | カスタマイズ性が高い | 記事を有料で販売できる |
リリース | 2004年 | 2013年 | 2004年 | 2014年 |
集客 | サービス内での集客がメイン | サービス内での集客がメイン(Pro版移行可能) | サービス内での集客がメイン | サービス内での集客がメイン |
ドメイン | サブディレクトリ | サブドメイン 独自ドメイン(Pro版) | サブドメイン 独自ドメイン(Pro版) | サブディレクトリ 独自ドメイン(法人のみ) |
デザイン性 | テンプレートは | 少ないテンプレートは多め | テンプレートは | 少ないシンプル |
収益化 | Ameba Pick 外部アフィリエイト不可 Googleアドセンス不可 | アフィリエイト可能 GoogleアドセンスはPro版推奨 | アフィリエイト可能 Googleアドセンス可能 | FC2アフィリエイトコンテンツ販売 Amazonアソシエイトのみ可能 |
詳しく見る | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
オープンソース型(CMS)
CMSは簡単に言うとWebサイトを管理するシステムのことです。
「CMS」とは、「Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、簡単にいうとWebサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザイン・レイアウト情報(テンプレート)などを一元的に保存・管理するシステムのことです。
引用:https://www.hitachi-solutions.co.jp/digitalmarketing/sp/column/cms_vol01/
オープンソース型と独自開発型の2種類に分けられます。
WordPress | Joomla | Drupal | |
---|---|---|---|
特徴 | 無料(サーバー、ドメインが必要) シェア率世界1位 テーマ、プラグインが豊富 | 無料(サーバー、ドメインが必要) シェア率2位 EC構築が簡単 | 無料(サーバー、ドメインが必要) 大企業、政府が利用 複雑なシステムを構築可能 |
リリース | 2003年 | 2005年 | 2001年 |
集客 | 検索エンジン | 検索エンジン | 検索エンジン |
ドメイン | 独自ドメイン | 独自ドメイン | 独自ドメイン |
デザイン性 | テンプレートが豊富 | テンプレートはやや少ない | テンプレートは少ない |
収益化 | 商用利用可能 | 商用利用可能 | 商用利用可能 |
詳しく見る | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
オープンソース型の特徴
- ソースコードが無償で一般公開
- 商用・非商用問わない
- 誰でも自由に利用・修正・再配布可能
オープンソース型のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
低コスト カスタマイズしやすい 利用者が多いので情報が多い サービス終了のリスクがない | サポートがない 日本語の情報が少ないCMSもある オープンソースゆえの脆弱性 |
独自開発型(CMS)
オンプレミスタイプは、Web制作会社が1社ごとに開発するCMSツールです。
費用が高額のため、企業向きです。
SITEMANAGE | Movable Type | |
---|---|---|
特徴 | 複数のセキュリティ対策 | サイト管理が簡単整理・構造化されたデータの出し入れが用意 商用パッケージ型CMS国内導入シェアNO.1 |
料金 | 50万円〜 | 2,500円/月〜 |
リリース | 2013年 | 2007年 ※オープンソース化 |
集客 | 検索エンジン | 検索エンジン |
ドメイン | 独自ドメイン | 独自ドメイン |
デザイン性 | テンプレートが豊富 | テンプレートの記載なし |
収益化 | 商用利用可能 | 商用利用可能 |
詳しく見る | 公式サイト | 公式サイト |
クラウドタイプは、ネット環境とブラウザがあれば簡単にブログを作成可能です。
Wix | ジンドゥ | |
---|---|---|
特徴 | 基本無料 ドラッグ&ドロップ式 | 基本無料 AIビルダー |
リリース | 2006年 | 2007年 |
集客 | 検索エンジン | 検索エンジン |
ドメイン | サブドメイン 独自ドメイン(有料) | サブドメイン 独自ドメイン(有料) |
デザイン性 | テンプレートは800種類 | テンプレートはやや少ない |
収益化 | 商用利用可能 | 商用利用可能 |
詳しく見る | 公式サイト | 公式サイト |
独自開発型の特徴
- オンプレミスタイプ
- サーバーを自社で管理
- クラウドタイプ
- CMS提供者がサーバーを管理するためサーバーの契約が必要ない
独自開発型のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
サポートがある ユーザーのセキュリティー対策が必要ない 初心者でも簡単にブログを作成できる | オンプレミスタイプは費用が高額 デザインやレイアウトの細かいカスタマイズがしにくい |
②サーバー、ドメインを選ぶ
WordPressなどのCMSでブログを作成する場合、サーバーとドメインを契約します。
- サーバー:サービスを提供するコンピューター
- ドメイン:インターネット上の住所
一般的にはレンタルサーバーを借ります。
自分で用意するのは初期費用、運用コスト、関連知識が必要なため非常に難しいからです。
レンタルサーバーとドメインは同時に契約できます。
国内主要サーバーの特徴を表にしました。
エックスサーバー | さくらインターネット | ロリポップ | ConoHa WING | |
---|---|---|---|---|
特徴 | 国内シェアNO.1 | 料金が安い | 料金が安い | 表示速度が早い |
ストレージ | SSD300GB | SSD300GB | SSD165GB | SSD300GB |
速度 | 早い | やや遅い | 早い | 早い |
サポート | メール 設定代行 | 電話電話 メール チャット 対面サポート | 電話 メール チャット | メール ※サポートデスク満足度NO.1 | 電話
セキュリティ | SSL無料 WAF対応 | ファイアーウォール | SSL有料独自SSL無料 WAF | 独自SSL無料 WAF対応 |
料金 | 990円〜 | 524円〜 | 550円〜 | 1,320円〜 |
特典 | 永久無料プレゼント | 独自ドメインなし | なし | 永久無料プレゼント | 独自ドメイン
キャンペーン | 10日間の無料お試し、サーバー移転が無料 期間:2022年5月12日まで | なし | ハイスピードプラン最大実質33%オフ 期間:2022年5月8日まで | 50%オフ 期間:2022年5月16日まで |
利用者満足度 | ※2021年10月期 | ※2021年2月期 | NO.1
※レンタルサーバーの速度は計測の仕方により異なるため、実際に計測したサイトの数値を参考に評価しています。
※満足度は日本マーケティングリサーチ機構参照


③ブログ管理システムをインストール
必要な場合、CMS(ブログ管理システム)をインストールします。
④記事を書いて公開
準備ができたら記事を書いて投稿しましょう。
公開ボタンを押すまでは公開されません。ほとんどのブログサービスでは下書き保存のボタンがあります。
初めての投稿は不安かもしれませんが、公開した後でも編集はできるので、完成度が低くても大丈夫です。
一般的にはプロフィールを最初に書くことが推奨されていますが、必ずしもプロフィールを書かなければいけないというわけではありません。
匿名でも全く問題ないです。
目的、用途に合わせて自由にブログを書きましょう。
おすすめブログサービス4選
おすすめのブログサービスを4つ厳選しました。
それぞれ詳しく解説していきます。
WordPress

特徴 | 世界シェアNo.1 本格的なサイトを作成可能 |
料金 | 基本無料(別途サーバー、ドメイン代が必要) |
レンタルサーバー代 ※国内主要サーバー | エックスサーバー:990円〜 さくらインターネット:524円〜 ロリポップ:550円〜 ConoHa WING:1320円〜 |
ドメイン代 | ドメインによる サーバーのキャンペーンで実質無料のことが多い |
デザインテンプレート | 9,000以上 |
メリット | デザインが豊富 カスタマイズの自由度が高い |
デメリット | 運営初期の集客が困難 ドメイン、サーバー代がかかる |
おすすめできる人 | 広告収入を得たい人 デザインにこだわりたい人 |
WordPressは世界シェアNo.1(※2)のブログサービスです。
利用者が圧倒的に多いため、ユーザーのコミュニティがたくさんあります。
維持費用(サーバー代、ドメイン代)は多少かかりますが、ブログを書く以外にもWebデザイン、マーケティングなど学べることは多いです。
\ ConoHa WINGの始め方を見る /
当サイトではConoHa WING
を愛用しています。 ※2022年5月16日までキャンペーン中

Wix

特徴 | ドラッグ&ドロップ式 |
料金 | 基本無料 |
プレミアム | ドメイン接続:500円/月 〜(Wixの広告が自動表示、動画アップロード不可) ベーシック:900円/月 アドバンス:1,500円/月 VIP:2,700円/月 |
デザインテンプレート | 800以上 |
メリット | 直感的にWebサイトを構築可能 プログラミングの知識・スキルが不要 |
デメリット | 無料版は制限がある サイトにWixのブランドと広告が表示される |
WixはクラウドベースのWeb制作プラットフォームです。
ここ最近シェア率を伸ばしていること、簡単におしゃれなブログをを作成できることからおすすめに選びました。
レンタルサーバーが必要ないので、「WordPressは難しそう」という人におすすめです。
\ 公式サイト /
はてなブログ

特徴 | はてな独自のコミュニティ(はてなブロググループ) |
料金 | 基本無料 |
メリット | 最初から記事を読んでもらいやすい |
デメリット | デザインテンプレートが少ない 無料版だと制限がある |
おすすめできる人 | ブログの着せ替えがしたい人 コミュニティに入りたい人 |
はてなブログは、株式会社はてなが展開するブログサービスです。
はてなブロググループなど読者との繋がりを持ちながらブログを楽しむことができます。
「検索エンジンからの集客は難しそう」、「無料である程度デザインも自分好みにしたい」という方におすすめです。
\ 始め方を見る /

note

特徴 | シンプル |
料金 | 基本無料 |
メリット | 書いた記事を有料で販売できる |
デメリット | デザインの自由度が低い |
noteは、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。
「ブログのデザインにこだわりがない」、「文字をシンプルに書きたい」という人におすすめです。
\ 始め方を見る /

参照リンク
(※1)https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/basic/service/05.html
(※2)https://www.tooltester.com/en/blog/cms-market-share/